スイス子連れ旅行/第3日 展望列車ゴールデンパスラインに乗って
コロナ後、久しぶりの海外旅行! アルプスの大自然と街並みを往く。
スイスアルプスの表玄関、グリンデルワルトに到着
これまでのヨーロッパ旅行の場合、時差の都合で早朝に目覚めてしまい時差ボケというケースが少なくなかったのですが、昨日のドーハ乗り継ぎからの移動の長さが逆に幸いしてか、朝7時頃までぐっすり。
この日の朝は、チェックアウトまでルツェルンで少しゆっくり。まずは近所のスーパーを訪れました。
【ルツェルン/近所のスーパー】
物価が高いと言われるスイスですが、さすがパンやチーズの種類が豊富です。その中でなぜかスイカが劇的に安いことを長男が発見、彼の一存で購入を決定。
泊まっていた宿がキッチン付きだったこともあり、他に購入したパンやお肉などとあわせて朝食としました。
【ルツェルン/ホテルのキッチン】
そしてルツェルン出発。本日の目的地であるグリンデルワルトまで、スイス鉄道の列車旅です。
今回スイスを選んだ理由…
その3、鉄道乗り放題のスイストラベルパスについて、15歳以下の子供は無料(!)のファミリーカードを利用できる。一番上の長男がギリギリ15歳なので、なんと子供3人全員がタダ! 「旅育」に優しい国なのです。
【スイス鉄道/ゴールデンパスライン】
ルツェルンから乗換地のインターラーケンまでは、人気景勝ルートの「ゴールデンパスライン」。天井にも窓がある展望列車、豪快で美しい景色に子供たちもテンションが上がります。
標高400メートル余りのルツェルンを発ち、ときに苦しそうにゆっくりと山道をのぼって1000メートルのブリュニックの峠を越え、再び下って山に囲まれたブリエンツ湖が見えてくると、まもなくインターラーケンです。
【スイス鉄道/ブリエンツ駅に停車中】
スイスアルプス観光の入口であるインターラーケンからは、いよいよ登山鉄道区間「ベルナーオーバーランド鉄道」に乗り換え、観光の中心地グリンデルワルトに至ります。
【スイス鉄道/まもなくグリンデルワルト】
グリンデルワルトは山間の小さな村。でも世界中から観光客や登山客が集まってくるので、ホテルやレストラン、土産店が立ち並び、とても活気があります。
【グリンデルワルト/駅近くのメインストリート】
宿に荷物を置いて一服した後、本日もう1つの予定。午後のハイキングに出かけます。
グリンデルワルト周辺には気軽に楽しめるハイキングコースがいくつも整備されています。まずはゴンドラに乗って、標高2000メートルの展望台フィルストへ。途中2か所も駅があり、トータル所要時間が20分の空中移動です。
【グリンデルワルトからフィルストへ】
フィルストからハイキング開始! 森林限界を越えているので、見渡す限りの緑の丘。標高が高いので空気は薄いのですが、天候もよく、涼しいどころか、思ったよりも暑いくらいです。
家族連れ、年配の夫婦、若者グループ、さらには犬を散歩しながら歩いている人。もちろん国籍も、肌の色も、喋っている言葉も様々、たくさんのハイカーが景色を楽しんでいました。
【フィルスト/ハイキングの道】
その中で存在感にあふれていたのは大勢の牛たち! カウベルを首にぶら下げ、カランコロンと音色を響かせながら、あちこちで草を食んだり、ときにハイキングコースを横切ったり。
酪農国家スイスを象徴するような山と牛の景色ですが、気を付けたいのは彼らの落とし物。ウッカリ踏んづけたら大変(でもないですけど…)、子供たちはちょっと大袈裟に騒いで、避けながら進んでいました。
【フィルスト/ハイキングの道】
1時間ほど歩いて、到着したのがバッハーアルプゼーという名の高原の池。ハイキングコースのゴールです。さすがに水は冷たいと思うのですが、泳いでいる人もいました。うちの子供たちは、石を投げて水切りする遊びをしていました。
アイガー、メンヒ、ユングフラウといったアルプスの名峰を望むこともでき、期待を越えて素晴らしい山歩きでした。
【アルプスを望むバッハーアルプゼー】
グリンデルワルトに下って夕食。せっかくなので今日はスイス料理を。代表格と言えばやっぱりチーズフォンデュ。さらにマカロニやポテトをクリームチーズで煮込んだ料理や、ポークロースト、そしてもちろん大人はビールをいただきました。
夏時間の採用もあって日没は午後9時。ようやく薄暗くなり始めた頃、宿への帰途に着きました。
【グリンデルワルトのレストランにて】