オーストラリア子連れ旅行／第４日 異世界の絶景「風の谷」カタジュタ
コアラに会いに南の大陸へ！ 途中合流の長男は無事に着けるか？
まるで地球じゃないみたい、不可思議な岩山ウォーク
ウルル２日目、当初は早朝に起きて、カタジュタの日の出展望スポットまで車を走らせようかと思っていたのですが、体力的にしんどいということで予定変更。エアーズロックリゾート内の展望台から日の出を拝むことにしました。
午前７時過ぎの日の出の時間、展望台にはパラパラと人が集まってきていました。砂漠地帯とはいえ、さすがに季節が冬なだけあって肌寒さがありますが、朝焼けのウルルも素晴らしい眺めでした。
【エアーズロックリゾート内の展望台】
エアーズロックリゾートを出発し、今日の目的地はカタジュタ。ウルルと並ぶ人気の見どころですが、その距離50キロほど離れています。
砂漠の一本道を一路西へ。やがて向かって右側にボコボコした岩山群が姿を現します。これがカタジュタ。かつてはマウントオルガとも呼ばれ、計36個の岩が集まって独特の景観を成しています。
【カタジュタ全景】
カタジュタにあるハイキングコースは大きく分けて２つ。選んだのはバレ・オブ・ウィンズ「風の谷」ウォークです。午前９時半の時点で、すでに駐車場はかなり混みあっていました。
緩やかに坂道を登っていくと、この景色。月並みな表現ですが、まるで違う惑星に来たかのような、現実離れした景観に圧倒されます。「風の谷」の呼び名から連想されるとおり映画「ナウシカ」の舞台モデルとも言われている場所なのです。
【カタジュタ／風の谷ウォーク】
風の谷ウォークは３段階のレベルに分かれていて、第１展望所のカル・ルックアウトまでは片道１キロ余り、坂道を登りきったところが展望所になっており、意外と緑豊かな風の谷を一望することができました。
そこから道は下り坂。岩山に挟まれた谷あいを下っていくルートで、まもなく分岐に到着しました。木が茂り、テーブルが置かれて、ちょっとした休憩スペースになっています。
【カタジュタ／風の谷ウォーク】
ここからさらに進むと第２展望所のカリンガナ・ルックアウト、さらにぐるっと回って第３レベルの周回コースは全長7.4キロの４時間コースですが、あいにくそこまでの時間はありません。時計と相談して、進むのはここまでにしようと決めました。
ちなみに過酷な環境のウルル、カタジュタ。気温が36度以上になるとウォークは閉鎖されます。あちこちに暑さへの警告や、緊急用の設備を見ることができました。
【カタジュタ／緊急用無線装置】
カタジュタを後にして、ウルル方面へ戻る道。ラクダ注意の看板をパチリ。もっともラクダはオーストラリアに元からいたわけではなく、ヨーロッパ人によって連れてこられた動物です。
【ラクダ注意の道路標識】
飛行機の出発時刻まで少し余裕があったので、最後にもう一度ウルルを拝みに。
日没の時間帯は大混雑するはずの展望所が、まさかの無人！ 多くの観光客がツアーバスで移動し、決まった時間やルートで巡るのですが、おそらく昼間のこの時間帯は飛行機の離発着にあわせて、空港にいるのでしょう。
ちょっと外した行程になると、なんとも贅沢に絶景を独占できるのでした。
【ウルル全景】
エアーズロックリゾートのガソリンスタンドで給油。売店で土産物も売っていたので、ちょっくら買い物、そして空港へ。
たった１泊２日の観光でしたが、ウルル＆カタジュタを満喫することができました。２～３泊あれば、もっとゆっくりハイキングコースを堪能したり、また別の見どころであるキングスキャニオンまで足を延ばすこともできるでしょう。
最後に、空からのウルルを見ることができました。
【ウルル上空、シドニーへ】
シドニーに到着すると、すでに夜。３時間のフライトで再び大都会。クラシックな外観のタウンホールと、近代的な高層ビル＆路面電車が迎えてくれました。
【シドニー／市庁舎】
この日は金曜日、チャイナタウンで開催されているというナイトマーケットへ。中華のほか、韓国、モンゴル、東南アジア全般、さらにはスペインのパエリアまで、雑多な感じのマーケットでしたが、とにかく大勢の人・人・人で賑わっていました。
【シドニー／チャイナタウンのナイトマーケット】
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