オーストラリア子連れ旅行/第3日 やって来ました「地球のへそ」ウルル
コアラに会いに南の大陸へ! 途中合流の長男は無事に着けるか?
問答無用の大迫力、アボリジニの聖地を訪ねて
メルボルンを出発して、今日はいよいよオーストラリア観光の目玉ともいえるウルルを目指します。
まずは空港行きのスカイバスに乗車。すでに昨日往復でのチケットを購入済みです。
【メルボルン/空港行きスカイバス乗り場】
オーストラリア国内線、チェックインは完全に自動化されていて、荷物預け(バゲージ・ドロップオフ)も含めて搭乗客が自分でする仕組み。
スタッフがあちこちにいたので、分からなければ聞くことができるし、チェックイン機は日本語にも対応していたけど、どんどん進んでいく時代に着いていくのは大変です。
【オーストラリア国内線の自動チェックイン機】
国内線とは言えど、そこはさすがに豪州大陸。ウルルまでの飛行時間は3時間、時差も30分あります。
まもなく着陸というとき、飛行機の向かって左側、窓の向こうにウルルの姿が。反対側に座っている乗客も含めて立ち上がって同じ方向を見ようとするので、機内アナウンスで「立ち上がらないように」と注意が入っていました。思うにウルルに到着するほぼ全てのフライトで、同じアナウンスが流れているのでしょう…。
小ぢんまりした空港でレンタカーを借り、走ること10分余りでエアーズロックリゾートへ。
【エアーズロックリゾート内のスーパー】
高級ホテルからキャンプ場まで宿泊施設が揃うエアーズロックリゾート。レストランもスーパーもガソリンスタンドも、生活に必要なものはほぼ全て、ここに揃っています。逆に言うと、一歩リゾートから外へ出るとひたすら砂漠、売店の一つもありません。
宿にチェックインをして、水や食料を買い込み、いざ出発。まずはウルルの麓のカルチャーセンターへ。
【ウルル/カルチャーセンター】
オーストラリアの先住民アボリジニの文化を伝えるカルチャーセンター。撮影禁止の内部にはアボリジニの手による織物、工芸品などが展示&販売されていました。
再び車に乗り、いよいよ「一枚岩」ウルルにぐっと近づきます。
【ウルル/国立公園内の道】
2019年10月より登山禁止となったウルルですが、その周辺にはベースウォークと呼ばれる複数のハイキングコースがあり、充分にその雰囲気を楽しむことができます。
そのうちの1つマラウォーク。ウルルの北西側、往復2キロほどのお手軽ハイキング、道のりはほぼ平坦。ただ雲一つない快晴で日差しは強く、季節が冬とは思えない暑さです。
【ウルル/マラウォーク】
ところどころの洞窟は、かつてアボリジニが生活の場としても使っていた場所。男性の洞窟、女性や子供たちの洞窟、老人の洞窟など、それぞれに役割があったと説明板に書かれていました。
アボリジニアートの壁画が残されているところあり、特に聖なるエリアとして撮影が禁止されている区域あり、意外と草木が多く、花が咲いていたり小鳥が飛んでいたりもしました。
【ウルル/マラウォーク】
マラウォークを歩いた後は、車でウルルの周囲をぐるりと半周して反対側へ。
全長1キロと短めのクニヤウォーク、時間的に日陰の側となって涼しく、観光客が多かった一方で、ぐっと歩きやすい道でした。
クニヤウォークの特徴は、その終点にある大きな池。時々ウルルに降る雨が滝となって、ここに集まってくるのでしょう。貴重な水場として動物たちが集まってくる場所であり、かつてのアボリジニの人たちにとっても重要な生活の拠点となっていたところでした。
【ウルル/クニヤウォーク】
水場はマラウォークにもありました。乾燥した砂漠地帯にあって、ウルル周辺には意外と緑があり、木も生えています。水があるからこそ、動物も鳥も、そして人間も、この地に集まってきたのでしょう。
【夕陽を受けて輝くウルル】
やがて日暮れ時。ウルルの西側が一般的に人気なサンセットビューポイントですが、あえて東側の展望所に行ってみました。ほとんど人がおらず、のどかなウォーキングコースを独占!
他に1グループだけ「ウルルと夕陽を見ながらワインをたしなもうの会(?)」の人たちが集まっていましたが、刻一刻と変わりゆく空の色と、光り輝くウルルの絶景をのんびりと堪能することができました。
【日没後の真っ赤なウルル】
エアーズロックリゾートへ戻って夕食。リゾート内にはいくつかレストランがありますが、そのうちの1つアウトバックバーべーキューへ。
好きな肉を注文して、自分たちで焼くスタイル。定番のオージービーフやラム肉のほか、ゲームミートと名付けられたバッファロー肉、ラクダのソーセージ、エミューの串焼きにも挑戦してみました。
【オーストラリアン・バーベキュー】
そして空には満天の星。日本では見られない南十字星やケンタウルス座を探しながら、夜が更けていくのでした。