ベネルクス&フランス子連れ旅行/第3日 立体迷路の城砦都市ルクセンブルグ
ベルギー、ルクセンブルグ、フランス周遊。ストライキによるトラブル多発!?
1月1日
金融立国? 訪れてみれば、古くて坂の多い街だった
2020年元日の今日は、ベルギーから列車でルクセンブルクへ。
泊まっていたホテルからほど近いブリュッセル・シューマン駅から乗ったのですが、
実はこの駅、欧州連合(EU)本部の最寄り駅でもあり、建物をちょっと見学。
【ここがヨーロッパの中心! EU本部】
昨日訪れたグランプラス周辺の中心部とは打って変わって、
近代的な巨大ビルが、大通りをはさんでずらりと並んでいました。
ここがヨーロッパの心臓部、元日からちらほら働いている人もいるようです。
そしてシューマン駅からベルギー南部を経て、ルクセンブルグ行きの国際列車、
電光掲示には赤字で"+14"の文字。やや遅れての出発となりました。
【ブリュッセル・シューマン駅】
この電車、座席車両は、酔っぱらって寝つぶれた若者たちであふれていました。
大晦日から新年にかけて、徹夜で遊んでの帰り道なのでしょう。
でも、隣の車両に進んでいくと、コンパートメントがあるではないか。
6名掛けの個室車両。かつてヨーロッパを鉄道旅行したときは、よく利用したタイプです。
途中、国境手前のアルロン駅で降ろされて、急遽乗り換えしなければならないミニハプニングはありましたが、
ルクセンブルグまで3時間、とても快適な列車旅を楽しむことができました。
【ルクセンブルグ行き列車のコンパートメント】
そしてルクセンブルグ、初入国!
神奈川県ほどの面積に、約50万人が住み、ヨーロッパでも有数の金持ち国として知られていますが、
中央駅はこんな感じ。古めかしくて雰囲気があります。
【ルクセンブルグ中央駅】
駅周辺は多国籍なエリアで、治安もあまりよくないとは言われていますが、
中級クラスのホテルが多く、他の店舗が元日で閉まっている中、ケバブ屋や中華レストランは営業していました。
ホテルにチェックインした後、早速街歩きに繰り出します。
【渓谷に架かるアドルフ橋を望む】
ルクセンブルグ市は、標高500メートル、大きく湾曲した川に挟まれた城砦都市、
深い谷に架かる橋を渡ると、中世の街並みが残る旧市街です。
ノートルダム大聖堂や、大公宮など、中心部をひとめぐり。
【ルクセンブルグ/ノートルダム大聖堂】
大公宮前のチョコレートハウスで、一服しました。
数多くのチョコレートフレーバーの中から好きなものを選んで、ホットミルクとマシュマロをあわせていただきます。
ルクセンブルグは空気が冷たくて寒かったので、ほっと一息です。
【チョコレートハウスにて】
休憩の後は、再び市内を散策。
フランスやベルギーなど周辺国に比べるとマイナーなイメージがあって、
日本から訪れる人はそれほど多くないと思いますが、観光客は多く歩いていました。
渓谷をはさんで広がる景色は素晴らしく、とても眺めの良い街です。
【ルクセンブルグの景観】
グルントと呼ばれる谷底の町も訪れてみたのですが、帰り道に迷って、同じ場所をぐるぐると…
上から見る景色と、下から見る景色は異なり、
似たような高架橋が幾本も川に架かり、さながら立体的な迷路のような町。
子供たちはちょっとブーイングでしたが、でも楽しかったです。
【谷底の町グルント】
金融立国、金持ち国というイメージとは裏腹に、
歴史ある街並みを楽しめる、ヨーロッパの田舎都市という感じのところでした。