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インドネシア子連れ旅行/第7日 寺院に遺跡に街歩き、ヒンドゥ文化を学ぶ
3年ぶりのアジア、5年ぶりの途上国、7年ぶりのイスラム圏へ
1月4日
バリ島内陸部の見どころを終日観光
バリ島は意外と広く、見どころが点在しており、かつ公共交通が不便なため、なかなか個人で巡るのは大変です… ボロブドゥール&プランバナン遺跡を巡ったときと同様に、車をチャーターしました。
どこへ行くか、何を観るか、年を追うごとに親と子のせめぎあいが激しくなる中、まずはタマンアユン寺院へ。
【タマンアユン寺院】
16世紀頃、イスラム勢力によりジャワ島を追われたヒンドゥ教徒勢力がバリ島に逃れ、以来、この島では独特のバリ・ヒンドゥ文化が栄えることになります。
タマンアユンは、そんなバリ島のヒンドゥ寺院の中でも、最も美しいといわれるお寺で、メルと呼ばれる塔が並んで建っています。日本の五重塔にもよく似ていますが、こちらは一番高いもので、十一層! 壮観です。
続いてグヌンカウイ遺跡へ。
【グヌンカウイ遺跡の石段の道】
グヌンカウイ遺跡は11世紀、ワルマデワ王朝時代の陵墓が残る世界遺産。岩山を掘ったその建造手法は、インドのアジャンタ&エローラの石窟寺院と同じだそうです。
およそ300段の石段を下っていきます。周囲には土産物屋が立ち並ぶ一方で、棚田が広がり、のどかな田舎の風景が楽しめる道のりでした。
【歴代の王を祀った陵墓】
川が流れ、石窟が並び、木々は鬱蒼として、とても見ごたえのある遺跡でしたが、意外だったのは、インドネシア人観光客はあまり見当たらなかったこと。
タマンアユン寺院もそうでした。
ジョグジャカルタ市内やボロブドゥール遺跡が、地元旅行者であふれていたのに対し、バリ島は西洋人、そして日本人が多い印象です。
従来通りの東南アジアの観光地、といえばそうなのですが。
【テガラランの棚田】
昼食はテガラランの棚田。
1年中暖かなインドネシアでは、日本のように、5月が田植えで、9月が稲刈り、といった決まった季節がありません。ちょうど刈り入れが終わった時期でしたが、棚田ビューのレストランで一休み。
【棚田を一望できるブランコ】
今の時代、どこへ行っても、重視されるのはSNS映えですね。
棚田を一望できる斜面に、ブランコが設置されていました。なかなかスリルがあります。ひゃっほーい!
【ウブドの猿園モンキーフォレスト】
午後はウブド。バリ文化の中心として、寺院がたくさん並ぶウブドは、旅行者に人気のスポット。
まずは、長女が行きたがったモンキーフォレストへ。
欧州や北米には野生の猿がいないそうですね。欧米人観光客でにぎわっていました。
タマンアユン寺院やグヌンカウイ遺跡には少なかったインドネシア人旅行者も、ウブドには多かったです。
【観光客が往来するウブドの目抜き通り】
ちょうどこの時期、210日周期のウク暦にそって行われるガルンガン、クニンガンのお祭りでした。ウブドでも、周辺の町村でも、いたるところ祭礼の飾りつけや、日本の獅子舞にも似た行進を見ることができました。
この生活に密着した独特なヒンドゥ文化もまた、バリの大きな魅力といえます。
【ウブド王宮サレン・アグン宮殿】
お土産物を探したり、休憩しながら、ウブド王宮のサレン・アグン宮殿へ。
ここでは夜になると、伝統的なバリ舞踊の公演を見ることができるのですが、そうするとホテルに戻るのが真夜中になってしまいます。。
子供たちの意見もふまえ、夕方にはウブドを後にして、南部ビーチエリアにある観光客向けのレストランで、夕食をとりながらバリ舞踊(レゴン・ダンス)を観ることに。
【クマンギレストランにてバリ舞踊鑑賞】
まあ、食事もダンスも、観光客向けという感じですが、子供が小さいうちは、夜遅くならないのは鉄則なので、これでよかったかな。