「市民みんなが記者だ」を合言葉に登場したオーマイニュース。
市民メディアは、いったい時代に何を残したのか?
節目を飾った代表的な記事を事例に、紆余曲折を回顧しながら、2年半の歴史を辿る。
(3)編集長交代 2007年冬〜春
鳥越編集長辞任報道
否定する編集部、しかし……
ひと言欄の改定問題も一段落、新しい年を無事迎えたかに思えたオーマイニュースに、新たな事件が発生する。同じ市民記者メディアの先輩格であるJANJANに、鳥越編集長が辞任するという特ダネ記事が掲載されたのだ。オーマイニュースはこの報道を真っ向から否定するが……。
【編集次長の正月記事】
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【他メディアで報じられた編集長交代】
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【2月の月間賞】
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【旧システムの画面構成/検索結果】
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元木新体制
システム改変にエムプロ登場
週刊現代の元編集長、元木氏が編集長代理に就任。実質的な元木体制下、創刊わずか半年で大掛かりなシステム改変に着手する。トップページの体裁が変わったほか、市民記者同志の交流を謳ったSNS機能が搭載される。しかし当初はシステムの不具合を連発した。一方で、編集部発、および編集部が依頼したプロのライターによる記事を、オーマイニュース本体と別枠で掲載する「エムプロ」が登場する。
【エムプロ登場/オーマイカフェ開催】
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【エムプロ登場/SNS機能について】
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【初の地方開催、オーマイカフェ札幌】
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【新システムの是非を問う】
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中立性放棄?
国民投票法案問題勃発
当時、安倍内閣のもと、憲法改正をにらんだ国民投票法案が市井を騒がせていた。オーマイニュースもこの問題に注目、国民投票法案の是非を考えるキャンペーンを張ったが、掲載された特集記事のほとんどが「反対」意見ばかり、しかも元木編集長代理と親交のある著名人の投稿記事が多く出され、市民メディアとしての中立性の信頼を大きく揺るがす出来事となった。
【国民投票法案問題/市民記者が問う】
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【国民投票法案問題/市民記者が問う】
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ひっそりと去る鳥越氏
一方国内外で様々なイベントも
鳥越編集長辞任騒動から4ヶ月あまり、すでに実質的な編集長は元木氏に移っていたが、6月1日任期満了と体調不良を理由にひっそりと正式な辞任のお知らせがあった。以後、癌から回復された鳥越氏をテレビ等で見かける機会は多いが、オーマイニュースの初代編集長だった経歴は、さっぱりと「なかったこと」にされてしまっているようである。
【正式に編集長交代】
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【新システムでの画面構成】
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【若手市民記者養成講座】
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【世界市民記者フォーラム】
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