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八坂神社・知恩院・高台寺・二年坂・清水寺・御香宮神社・伏見稲荷大社 あけましておめでとうございます。 私はこの正月、妻の実家がある京都で過ごした。観光を兼ねて巡った京都の正月・初詣風景を写真で紹介したい。 まず八坂神社。京都の繁華街四条からほど近く、季節を問わず人通りの多い立地。明治の神仏分離令以前は、牛頭天王を祀(まつ)る祇園社と呼ばれ、その名前は門前町だった祇園という地名に残されている。入口の西楼門から大変な人混みで大渋滞、参道は多くの露店で賑わっていた。
次に知恩院。浄土宗の総本山であり、開祖は法然。高さ3・3メートル、口径2・8メートル、重さ約70トンの大鐘が有名で、17人の僧侶によって除夜の鐘がつかれる様子はNHKの「ゆく年くる年」でも中継された。本殿では新年の法要が行われ、大変厳かな雰囲気であった。 進路を変え、南へ。豊臣秀吉の妻ねねにゆかりの高台寺の界隈からは、京都の市街地が展望できる。左手に見えるのは八坂の塔、遠くには悪名高い(?)京都タワーを望めた。そして正月に関係なく、人通りの多い二年坂、三年坂へと続く。 ここまでが元旦。続いて正月2日は出産を控えた妻と訪れた。 洛南(京都南部)の御香宮神社。神功皇后を主祭神とする安産の神様で、現存する本殿は徳川家康の造営によるという。不思議だったのは境内に生えているソテツだ。冬の寒い京都には似つかわしくない南方系の裸子植物だが、本殿の建築と同時期に植えられたとみられ、学術的にも貴重な資料であるとか。
最後に伏見稲荷。全国に4万社あるといわれる稲荷神社の総本宮であり、全国の初詣参拝者数は第4位、関西地区では堂々の第1位を誇る。あいにくの曇天にもかかわらず、やはり大勢の参拝客を集めていた。本殿向かって右側の舞台では、巫女による御神楽が行われていた(残念ながら写真撮影は禁止)。 たくさん巡ったので、自分や家族以外のことも祈ってみた。 「今年のオーマイニュースが益々発展しますように……」 (2007年1月5日掲載)
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