オーストラリア子連れ旅行/6日目 世界三大美港シドニーを出港して
コアラに会いに南の大陸へ! 途中合流の長男は無事に着けるか?
歴史遺産のコッカトゥー島、さらにはクジラを目指して大海原
今日は朝から行動。1回はシーフードが食べたいという長女の希望でフィッシュマーケットを訪れました。日本の豊洲、スペインのメルカマドリッドと並んで、世界三大魚市場とも言われます。
この日は日曜日でしたが、観光客向けのお店はオープン。寿司、串焼き、揚げ物、もちろん魚や海老や蛸などの食材もそのまま売られています。イートイン用のテーブルで朝食としつつ、そろそろ空港に着陸するはずの長男用にお土産も買いました。
【シドニー/フィッシュマーケット】
いったんホテルへ戻って待機。16歳が一人で飛行機の乗れることは確認済みですが、果たして入国審査、税関審査を経て、さらに電車に乗って無事に市内中心部までやって来られるのか。
そして、第一報が着信…。
> ついた
ところが…。
> 現金じゃオパールカード買えん
東京でいうスイカ的な交通ICカードを、クレジットカードがないと買えないという連絡でした。
どうする? 普通の切符は買えるのか? タクシーにするか? 最悪の場合は空港に迎えに行くか?
ただ券売機は現金も使えたはず…。
ややあって…。
> 買えた、行く
その後、待つことおよそ30分。部屋の扉をノックする音があり、無事に合流ができたのでした。
【シドニー/タウンホール周辺】
疲れているだろうから午前中はホテルでゆっくりしても、と思いましたが、到着したばかりの長男が「行かないの?」と言うので、ささっと準備して出かけることに。
路面電車に乗ってサーキュラーキーへ。ここからフェリーに乗ってコッカトゥー島を目指します。
【シドニー/公共交通のフェリー】
コッカトゥー島は世界遺産「オーストラリアの囚人遺跡群」の1つ。かつてオーストラリアはイギリス本国から犯罪者が送られた流刑地の役割があり、コッカトゥー島には刑務所や監獄が置かれていました。さらには船渠が造られ、造船所として艦船の建造や修繕を担ったそうです。
【シドニー/コッカトゥー島】
言うなればオーストラリア近現代史を語る博物館というところ。居住区や造船施設の跡地、トンネルなどが残されていました。
派手な見どころではないですが…、シドニー中心部から近いので半日観光スポットとして手軽であり、多くのカモメが飛び交うのんびりとした雰囲気もある島でした。貸しテントが並ぶキャンプ場が併設されていたので、地元の子が社会科見学を兼ねた野外活動で来ることも多いのかもしれません。
【シドニー/コッカトゥー島】
フェリーに乗ってサーキュラーキーに戻り、レストランで昼食。
午後は再びサーキュラーキーを出航。コッカトゥー島はシドニー湾内に浮かぶ島でしたが、次なる目的地は外洋。クジラを探しにホエールウォッチングツアーに参加しました。クジラとの遭遇率は95%以上、万が一出会えなかった場合は無料で別の日に乗船できるという謳い文句でした。
【ホエールウォッチングツアー】
シドニー湾から太平洋へ出て、陸地に沿って北上。おそらく先に出発している同業の船から情報をもらっているのでしょう、やがて船は減速し、海面に何やら頭のような背びれのような…。
水面下に潜っている時間も長く、予告なしにジャンプするとしても一瞬のことなので、カメラに収めるのは至難の業でした。
【ホエールウォッチングツアー】
その後も船はクジラと並走し、充分にホエールウォッチングを堪能することができたのですが、大変だったのは船の揺れ。乗船してまもなく乗員が円盤型のビニール袋を配って歩いていたのですが、あちこちでその利用者が…。うちの次女、そして長男も…。
サーキュラーキーに帰港した後も、しばらくはなんだか地面が揺れているような気分。しばし潮風を受けながらの散歩でオペラハウスへ。
【シドニー/オペラハウス】
船の帆の形をイメージしているとも言われる複雑な屋根の形をしたオペラハウス。言わずと知れたシドニーのシンボルであり、オーストラリアを代表する観光名所でもあります。
ちなみにオペラハウスの竣工は1973年で、今年が50周年。こんなに新しいのに世界遺産というのは賛否両論あるところかもしれませんが、陸側から海側から見る角度によって屋根の形が違って見えて、さすがカメラ映えは抜群でした。
【シドニー/オージービーフとカンガルー肉のディナー】