ベネルクス&フランス子連れ旅行/第5日 ベルサイユとルーブルで芸術鑑賞!
ベルギー、ルクセンブルグ、フランス周遊。ストライキによるトラブル多発!?
1月3日
巨大な宮殿、巨大な美術館、カフェでひと休み
パリに来たのは3回目ですが、ベルサイユもルーブルも初めて。
なぜなら過去2回は、夜行列車でとんぼ返りしたりして、いずれも宿泊していないから…
長男にその話をしたら、なんで?と怪訝な顔をされました ^^;
気にせず、出発!
まずは郊外のベルサイユ宮殿を目指します。
【パリの自動改札、慣れればスムーズ】
パリ市内からベルサイユへ行くには、
ツアーに参加する、バスで行く、電車で行くなど、いくつかの方法があります。
電車も、C線、L線、N線と、いくつかの選択肢があるのですが、ストライキのため運休の路線もあり。
半ば消去法で、サンラザール駅からのL線に乗ることにしました。
新市街ラ・デファンスでビジネスマンらしき人たちが大勢降りて、あとは空いた車内。
とてもカラフルで明るい雰囲気の内装でした。
【近郊電車L線のカラフルな車内】
ベルサイユには駅が3つありますが(ややこしい…)、
L線の終着ベルサイユ・リヴ・ドロワット駅からは、宮殿まで歩いて15分ほど。
やがて前方に大きな駐車場が見え、その向こうに巨大な建物が。
もちろん、ベルサイユ宮殿です。
到着時刻が読めないこともあり、事前の入場予約はしていませんでしたが、
当日券はスムーズに買えて、入場口は行列も恐れていたほどではありませんでした。
【とにかく巨大なベルサイユ宮殿】
とにかく広いベルサイユ宮殿は長女の担当。
パリからの行き方を一緒に考えたり、前もってマリー・アントワネットについて調べて詳しくなったり。
何と言っても有名なのが鏡の間。
日本語オーディオガイドを借りて、子供たちも1つずつ。
どこへ行くにせよ、興味を持って訪れてもらえるのが一番!
【豪華絢爛な鏡の間】
メインの宮殿を観た後は、広々とした庭園をぬけて、離宮トリアノンへ。
レンタサイクルに乗りたがった子供たちですが、残念ながら1月は休み、結局歩いていくことになりました。
ルイ14世の建てたグラントリアノンと、マリー・アントワネットが過ごしたことで知られるプチトリアノン。
女子受けするかわいい居間や寝室が続きます。
【マリーアントワネットの離宮プチトリアノン】
ベルサイユの観光を終えた後は、N線に乗ってパリの左岸エリアへ。
セーヌ川の南側は、よりおしゃれで、文化的で、治安などもよいとされています。
モンパルナス駅から奇跡のメダイユ教会へ。
さながら日本の神社のお守りのように、奇跡のメダルが販売されています。
【奇跡のメダイユ教会】
続いてサンジェルマン・デプレのカフェへ。
界隈には多くのカフェがありますが、長女が選んだのは、老舗カフェの1つレ・ドゥ・マゴ。
昼下がり、たくさんの人で混んでいている心配もありましたが、店内は広く、待ち時間もなく座ることができました。
パリの人は本当にカフェが好きで、街のいたるところに見かけます。
冬場の寒い時期でも、あえて外のテラス席で、コーヒーをすするのが粋なのでしょうか。
【サンジェルマン・デプレの老舗カフェ/レ・ドゥ・マゴ】
そしてパリ観光もう1つのメイン、ルーブル美術館へ。
夕暮れの空に、ガラス張りのピラミッドが映えます。
ベルサイユとは違って、ここは時間指定で入場予約をしていたのですが、それでも長蛇の列でした。
【ルーブル美術館のピラミッド】
丸1日でも足りないと言うのは妻ですが、それだと子供たちが反乱を起こすので、
2時間程度の駆け足で、有名どころを巡ります。
サモトラケのニケ、ミロのヴィーナス、民衆を率いる自由の女神 、ハンムラビ法典、そして、モナリザ。
モナリザは別格扱いで、そこだけ特別の行列と、時間制限が設けられていました。
ここでも役に立ったのはオーディオガイド。
なんとニンテンドーDSが使われていました。
となると、扱いに慣れているのはやっぱり長男。たちまち使いこなし、妹たちにも教えていました。
【オーディオガイドはニンテンドーDS】
そして問題はやっぱり、ルーブルからの帰り道。
すでに地下鉄はストップしているので、ほぼ通常どおり運行とされているバスを利用。
ところが、6割がた進んだところで、まさかの運転終了。
理由はよく分かりませんが、これもストライキの一環なのでしょう。乗客全員が降ろされていました。
【パリの夜道を歩いて帰る】
残り1キロ余りの道のり、次のバスを待っても動く保証もないので、歩くことに。
力尽きた次女を、楽々と背負う長男。頼りになる男に成長しました。
次女の目には涙。
背負ってもらって嬉しかったのではなく、逆に悔しかったようです。
その涙が、明日の成長につながるんだ!(たぶん)