ウルル・エアーズロック&カタジュタの回り方、空港、ホテルのアクセスは?
オーストラリアを代表する世界遺産の観光地と言えば「世界の中心」ウルル(エアーズロック)。1~2泊ほど滞在してウルルやカタジュタを巡るツアーに参加するのが一般的ですが、レンタカーを借りて自分で回ることもできます。その際に押さえておきたいのは、空港、ホテル、そして見どころの位置関係やアクセス方法。ウルル周辺は見渡す限りの砂漠地帯であり、いわゆる普通の町や村はありません。水や食べ物を買ったり、ガソリンを給油できる場所も限られています。
いざ現地に到着してから迷うことがないように、ぜひ事前に予習しておきましょう!
目次
1.エアーズロック空港はウルルの北、豪州各地から1日数本のフライトで
2.宿泊施設はエアーズロック・リゾート、スーパーやガソリンスタンドもここ
3.「世界の中心」ウルルはエアーズロック・リゾートから南へ20キロ
4.「風の谷」カタジュタはウルルから西へ50キロ、補給場所が無いので注意
5.キングスキャニオンは300キロ、アリススプリングスは450キロ!
1.エアーズロック空港はウルルの北、豪州各地から1日数本のフライトで
ウルルを訪れる大半の旅行者が、まずはエアーズロック空港に降り立つでしょう。しかしエアーズロックへの直行便があるのは、シドニー、メルボルンの豪州2大都市、およびケアンズから週数本のみ。世界的に有名な観光地ですが、意外とそのアクセス方法は限られています。1日1~2便の運航しかなく、早めに埋まってしまいますので、行くことが決まったなら早めの予約が無難です。
空港ターミナルは小さく、砂漠の中にポツンと建てられています。ただ複数の便が近い時間帯に発着するので、意外と混雑し行列になることもあります。ツアーの人はツアーバスが待っていると思いますし、レンタカーの人は建物内のカウンターで手続きをしてください。
2.宿泊施設はエアーズロック・リゾート、スーパーやガソリンスタンドもここ
エアーズロック空港に到着した人は、ツアーの場合もレンタカーの場合も、まずは南に10キロ離れたエアーズロック・リゾートに向かいます。ユーララ(Yulara)という地名が付けられた、ウルル周辺で唯一の"町"。ホテル、レストラン、売店、スーパー、ガソリンスタンド、さらには病院、キャンプ場まで、滞在中の生活に必要なものの全てが、ここに集まっています。ウルルを一望できる展望台もあります。
気を付けたいのはスーパーの営業時間。午前10時~夜7時まで、変わる可能性もあるので最新情報を確認してください。パン、水、果物、日用品、ひと通りのモノが揃っています。
3.「世界の中心」ウルルはエアーズロック・リゾートから南へ20キロ
ツアーに参加した場合は日没の時間帯にあわせてリゾートを出発し、ウルルへ向かうことが多いかもしれません。距離はおよそ20キロ、その途中に国立公園の入場料を徴収するゲートがあります。カタジュタ方面との分岐を過ぎると、まもなくウルル観光の起点になるカルチャーセンターに到着します。レンタカーの場合もほぼ道に迷うような場所はなく、信号も渋滞も一切無縁です。ただ日の出や日没時の駐車場は一転してかなり混みあいます。
一枚岩ウルルをぐるりと一周する周回道路があり、いくつかのハイキングコースやビュースポットがあります。
4.「風の谷」カタジュタはウルルから西へ50キロ、補給場所が無いので注意
ウルルと並ぶ人気の観光スポットであり、多くのツアーも立ち寄るのがカタジュタ。オルガ渓谷あるいは風の谷と呼ばれることもあります。一枚岩のウルルとは違って、大小36の岩塊が折り重なるようにして集まった複雑な景観をしています。カタジュタはウルルから少し距離が遠くておよそ50キロ、その途中にウルルの日の出鑑賞スポットでもある展望台があります。
車で走れば1時間足らずで行くことができるのですが、気を付けたいのは食事処はもちろん、売店もガソリンスタンドも無いことです。辛うじてトイレは1か所ありますが、充分な携行食や飲料水が無いと(冗談じゃなく)死にますので、必ずエアーズロック・リゾートで購入して持っていくようにしてください。
5.キングスキャニオンは300キロ、アリススプリングスは450キロ!
もしエアーズロックに長めに滞在するのであれば、もう1つの絶景ポイントと言われるキングスキャニオンを訪れる人もいるでしょう。その距離実に300キロ。さらにオーストラリア内陸部の中心都市(といっても人口2万5000人ほど)、アリススプリングスまでは450キロほどの距離があります。さすが大陸国家オーストラリア、スケールが違いますね。シドニーやメルボルンからキャンピングカーに乗って、はるばる1週間単位の日数をかけてウルルを目指してやって来る地元民(?)も多いようです。