シドニー・タロンガ動物園、コアラ&カンガルー&エミュー&ウォンバット大満喫ガイド
オーストラリアを訪れたら一度は行ってみたいのが動物園。カンガルーやコアラなどオーストラリアならではの動物たちとの出会いは、旅の大きな楽しみになりますね。シドニーに動物園は複数ありますが、規模が大きくおすすめなのは何といってもタロンガ動物園。日本でいうなら東京の上野動物園、オーストラリアで一番歴史のある老舗動物園であり、コアラやペンギンと写真を撮るなどの体験イベントも充実しています。
もちろんライオン、キリン、ゾウといった定番人気の動物たちもいれば、ウサギやアルパカたちと触れ合える子供向けのエリアもあり、内容充実。どこから見て回るか迷ってしまいますね。ぜひ本記事を参考にしてみてください。
目次
1.まずはオーストラリア固有種エリアへ、ディンゴやタスマニアデビルを探そう
2.カンガルーはあちこちにいる! 子供向けエリアも楽しいよ
3.やっぱり人気はアフリカゾーン、歩き疲れたらレストランで一休み
4.海の動物エリアも見逃せない、ペンギンは南半球にしかいないって知ってた?
5.コアラとの記念撮影は当日予約! 正門前のインフォメーションで
1.まずはオーストラリア固有種エリアへ、ディンゴやタスマニアデビルを探そう
タロンガ動物園の正門から入場して左側に進むと、Nura Diya と名付けられたオーストラリア固有種エリアです。Nura Diya というのは英語でいうと This Country、先住民アボリジニの言葉で「この国」という意味があるそうです。カンガルーやコアラをはじめ、鳥のエミュー、犬に似たディンゴ、そしてウォンバット、タスマニアデビルなど、オーストラリアの固有種が続々と登場します。他の大陸から地理的に離れていたため、オセアニアでは動植物が独自の進化を遂げた。そんな生物の授業で習ったことが実感できる見学ルートです。
2.カンガルーはあちこちにいる! 子供向けエリアも楽しいよ
固有種エリアからさらに奥、園内南東部へ進むと子供向けのエリア Kids Trail です。ウサギ、アルパカ、ヤギなどの動物がいるほか、昆虫やクモの展示や、動物保護について学べるコーナーも。小学生のグループを何組か見かけましたし、地元の子供たちにとっては遠足や校外学習の定番になっているのでしょう。ちなみにカンガルーやエミューの園舎はここにもありました。カンガルーと一口に言っても、アカカンガルー、オオカンガルー、さらにワラビーなども含めて、たくさんの種類があるのですね。さすがはオーストラリアの動物園、体格の違いなどを見比べてみるのも面白いかもしれません。
3.やっぱり人気はアフリカゾーン、歩き疲れたらレストランで一休み
園内の中央部から西側にかけてはアフリカのサバンナゾーンをはじめ、日本の動物園でもおなじみの動物たちが多く見られるエリアです。ライオン、キリン、ゾウなどの大型動物は、やっぱり地元オーストラリアの人たちにとっても人気が高いようでした(むしろコアラやカンガルーは珍しさが少ないのかも?)。さらに動物や鳥たちのショーを見られるステージが園内数か所にあります。開催時刻が決まっているので、見たいステージがある場合は早めに確認しておきましょう。飼育員による説明はもちろん英語ですが、さほど言葉が分からなくても楽しめると思います。
あちこち歩き回って疲れたらレストランで一休み。食事のできる場所が園内中央部ゾウの園舎の隣のほか、正門付近と子供エリアの近くにもあります。
4.海の動物エリアも見逃せない、ペンギンは南半球にしかいないって知ってた?
そして園内の北側、地形的には海に向かって下っていく一帯が、海の生き物のゾーンになっています。アザラシが泳ぐプールがあり、そしてたくさんのペンギンたちがいます。ペンギンは日本でも馴染みのある鳥の印象がありますが、実は北半球には生息せず、南半球にしかいないって知っていましたか? 南極大陸のほか、南アフリカ、アン米パタゴニア、そしてオーストラリアやニュージーランドに生息していますが、同じく寒冷地である北極圏にはいないのです。(唯一、赤道直下のガラパゴス諸島にすむガラパゴスペンギンが、わずかに赤道を越えて北半球を生息域に含みます)
5.コアラとの記念撮影は当日予約! 正門前のインフォメーションで
最後にオーストラリアに来たなら、コアラと写真を撮りたいと思っている人も多いでしょう。タロンガ動物園では、コアラとのツーショット写真が撮れる、コアラエンカウンターというアトラクションを人数限定で受け付けています。人数制限がありますが、ネット等での事前予約はできません。当日正門前のインフォメーションでの予約のみとなりますので、希望する場合は開園前に到着するようにしてください。1回の枠が5分、最大4人まで。人数が多い場合は2組に分かれての申し込みです。コアラの園舎の向かいにエンカウンター専用の入口があります。
念のためシドニーを含むニューサウスウェールズ州では、動物保護の観点からコアラを抱っこすることは禁じられています。あくまでコアラにお触り禁止のツーショット写真になります。コアラ抱っこが可能なのはクイーンズランド州(ブリズベンやケアンズなど)、西オーストラリア州(パースなど)、南オーストラリア州(アデレードなど)です。※州の法令や動物園の方針等により事情が変わる場合もあります