シドニー・オペラハウスの場所&おすすめ撮影スポット
シドニーを代表する見どころ、街のシンボルといえばオペラハウス。1973年に竣工した世界で最も建造年が新しい世界遺産です。その特徴は何といっても、貝殻やヨットの帆をイメージしたとされる独特な形状の屋根。見る角度によっても様々な姿を見せてくれる現代建築の傑作でもあります。陸から見るか海から見るか、時間帯によっても見え方が違うはず。ぜひいろいろな場所からオペラハウスを眺めてみましょう。
目次
1.中心部の北端、海に突き出したベネロング・ポイントに立地
2.まずは歩いてオペラハウスの周囲をぐるりと巡ろう
3.もう1つの街のシンボル、ハーバーブリッジから眺めるオペラハウス
4.公共フェリーに乗って、海からのオペラハウスもおすすめ
5.内部見学は事前にツアーを予約して参加しよう
1.中心部の北端、海に突き出したベネロング・ポイントに立地
オペラハウスが建つのはシドニー中心部の北端、海に突き出したベネロング・ポイントと呼ばれるところです。かつては島で、土砂が堆積することによって陸続きになった場所だそうです。行き方はいたって簡単。まずは電車やトラムの駅、およびフェリー乗り場が集まるサーキュラーキーを目指しましょう。駅を降りたら海に向かって右方向、サーキュラーキーから歩いて数分。レストランや土産店が並び、観光客が行きかう賑やかな海沿いの遊歩道を進めば、すぐ前方にオペラハウスの姿が見えてきます。
2.まずは歩いてオペラハウスの周囲をぐるりと巡ろう
オペラハウスは高さ65メートル、長さ183メートル、幅120メートル、近くで見るとかなりの大きさです。外周をぐるりと歩いて回ることができますので、ぜひ一周してみるのがおすすめです。裏側(北側)に回り込んで見える姿は下の写真のような感じ。複雑に入り組んで見えるオペラハウスの白い屋根が、実は大きく左右2つに分かれた構造であることが分かります。西側には座席数2679席を誇るコンサートホール、東側にはジョーン・サザーランド劇場があります。そのほか計6つのシアターのほか、レストランやバーなどのお店も入っています。
夕暮れ時、ライトアップされるオペラハウスも必見です。周囲は治安もいいですし交通機関も近いので、夕食時に訪れるのもおすすめです。
3.もう1つの街のシンボル、ハーバーブリッジから眺めるオペラハウス
オペラハウスからサーキュラーキーの埠頭を挟んで反対側に位置するのが、シドニーの歴史が始まったと言われるロックス地区。そのロックスからシドニー湾を越えて架けられているのが、もう1つの街のシンボル、ハーバーブリッジです。鉄道と道路の併用橋ハーバーブリッジには歩道もあり、歩いて渡ることもできます。高い位置からシドニー湾を行き交う多くの船とあわせて、オペラハウスを一望。高さ87メートルの塔門パイロン展望台を訪れたり、あるいは橋のアーチ部分に登るブリッジクライムに挑戦して、さらなる絶景を楽しむのもいいですね。
4.公共フェリーに乗って、海からのオペラハウスもおすすめ
オペラハウスの眺望スポットとして外せないのは、何と言っても海。豪華なクルーズ船に乗る必要はなく、公共交通のフェリーからでも充分に景色を堪能できます。公共フェリーは屋内の席と甲板にある屋外席がありますが、眺めを楽しむのであればもちろん外がおすすめ。サーキュラーキーを出発してまもなくオペラハウスの真横を通過しますが、速度もゆっくりなため、刻一刻変わっていく角度からオペラハウスの横顔(?)や後ろ姿を楽しむことができるでしょう。
ただし注意点が2つ。天気によっては風が強いなどかなり寒いこと。船によっては2階席がありますが、運航中は安全のため着席が求められ立ち歩くのが禁止であること。ぜひ周囲や環境に気をつけながら景色を楽しんでください。
5.内部見学は事前にツアーを予約して参加しよう
景観の美しさ&奇抜さが人気のオペラハウスですが、もちろん中の見学も気になるところ。本来の用途であるオペラ鑑賞のチケットを買って観劇するもよし、オペラはちょっとハードルが高いという人は内部見学ツアーに参加するのも一案です。専門のガイドが館内を案内してくれる見学ツアー、英語ガイドのツアーのほか日本語ツアーも催行されています。30分と手頃な時間で世界的な近代建築の魅力に迫ってみてください。