古代の天文台? 謎の遺跡ストーンヘンジ、ロンドンからの行き方
イギリスを代表する世界遺産といえばストーンヘンジ。謎の巨石が円形に並ぶ姿は、見る者の想像力をかきたて、古代の天文台とも宗教的な祭礼場だったとも言われています。気になる所在地はイングランドの西部、ロンドンからおよそ200キロの距離にあります。日帰りで行くこともできますが、ちょっとアクセスが面倒ですね。見どころとあわせてご案内します。
目次
1.ロンドンからツアー利用、もしくはレンタカーで
2.まずは新石器時代の家屋や石材の展示を見学
3.歩くと大変! 遺跡まではランドトレインに乗ろう
4.いったい誰が? 何のために? 想像力を膨らませて…
5.併設のカフェで休憩、もう1つの遺跡エーヴベリーも
1.ロンドンからツアー利用、もしくはレンタカーで
ストーンヘンジを訪れる方法は3つあります。1つはロンドンからツアーを利用する方法です。コッツウォルズの村々とあわせて周遊するコースが多いので、好みにあわせて選ぶのが良いのではないでしょうか。
2つめは公共の交通機関を利用する方法。この場合、拠点となるのはソールズベリ。ロンドンから列車で1時間半ほどの距離です。ソールズベリからストーンヘンジまではツアーバスが出ています。ソールズベリにはイギリス最高の高さを誇る大聖堂がありますので、ついでの観光もおすすめです。
3つめはレンタカー。ビジターセンターに併設して広い駐車場があります。海外の運転に不慣れな場合は心配もあると思いますが、イギリスは日本と同じ右ハンドルですので、それほど難しくはありません。コッツウォルズの観光とあわせて、レンタカーで自由に回るプランも良いですね。
2.まずは新石器時代の家屋や石材の展示を見学
ストーンヘンジに到着すると、前衛的なデザインのビジターセンターが待ち受けています。すぐに遺跡のほうへ移動してもよいのですが、建物横の敷地に新石器時代の家屋を再現したスペースがあります。さらに、どうやって巨大な石材を運び、組み上げることができたのか。研究成果を基にした展示もありますので、見学していきましょう。3人がかりで引っ張っても、ウンともスンともいいません!
3.歩くと大変! 遺跡まではランドトレインに乗ろう
ビジターセンターから遺跡までは、実はけっこう距離が離れています。2キロくらい離れているでしょうか、草地が広がる道をのんびり歩いて行ってもよいのですが、ランドトレインと呼ばれるシャトルバスが運行していますので、こちらに乗るのが便利です。ちなみに、なんでこんな離れているのか、もう少し移籍に近いところにビジターセンターがあれば楽なのにと思うのですが、おそらくは環境保全のためなのでしょう。ストーンヘンジの環状列石のところから、近代的なビジターセンターの建物が見えてしまったら興醒めですからね。
4.いったい誰が? 何のために? 想像力を膨らませて…
ストーンヘンジの遺跡自体は、それほど規模が大きいわけではありません。限定公開のケースを除いて、石柱のそばまで立ち入ることはできませんし、30分から小1時間もあれば充分に見て回ることができます。紀元前3000年くらいの昔から建造されたと言われる巨石群、ガイドブックの記述やオーディオガイドの解説を参考に、想像を膨らませてみるのが楽しいですね。
5.併設のカフェで休憩、もう1つの遺跡エーヴベリーも
ビジターセンターにはカフェも併設されていますので、軽食をとるのもよいでしょう。興味のある方は、ストーンヘンジの他にもう1つのストーンサークル、エーヴベリーに足を延ばしてみるのもおすすめです。コッツウォルズの村巡りと組み合わせるなど、ルートを工夫してみてください。