ロンドン気になる治安情報、テムズ川の南は危険? 安全なエリアは?
世界有数の大都会ロンドン、ホテルも見どころも広い範囲に点在していて、どのあたりに泊まるのがいいのか、治安が悪くて気をつけたほうがいいのはどこなのか、気になる人も多いのでは?ネット上で「ロンドン 治安」などの検索をすると、テムズ川の北は安全で、南は危険なんて書かれ方をすることもありますが、特に見どころも無く、旅行者にとってはあまり関係のないエリアも含まれます。
本記事は観光客目線のロンドン治安情報、参考にしてみてください。
目次
1.テムズ川の北側、大英博物館周辺やケンジントン方面は良好
2.テムズ川の南側や東部エリアは治安がよくないと言われるけど…
3.気を付けたいのは駅周辺、キングスクロス駅やウェストミンスター界隈も
4.夜間の地下鉄も問題ないけど、スリやひったくりには気をつけて
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1.テムズ川の北側、大英博物館周辺やケンジントン方面は良好
まずロンドンの中心部、大英博物館の周辺や経済・金融の中心シティの界隈は、それほど治安的な心配はないでしょう。夜でも営業しているお店やレストランが多く、人通りも賑やかな道を歩いている限りは、それほど問題になることはありません。ロンドン中心部から西側方面、ケンジントンやチェルシーと呼ばれるエリアも高級住宅街で治安が良いとされています。とにかくホテル代の高いロンドンですが、都心部に比べればお手頃な金額のホテルもあり、地下鉄を使えばアクセスも便利ですので、このあたりに泊まるのも一案でしょう。
2.テムズ川の南側や東部エリアは治安がよくないと言われるけど…
北と西が治安が良いとされるのに対して、あまり治安がよくないと言われるのがテムズ川の南側、そしてロンドンの東のエリアです。南のブリクストンや東のハックニーは移民が多く、相対的に貧しい人が多いため、ドラッグ中毒者などもいて危険があるとされています。ただロンドンで生活するのであればともかく、数日程度の観光で考えれば、特に訪れる用事も必要もないでしょう。
3.気を付けたいのは駅周辺、キングスクロス駅は再開発で安全に?
旅行者が訪れる機会があり、なおかつ安全面で気をつけたほうがよいのは、第一に鉄道駅周辺です。ロンドンに限らず、不特定多数の多くの人々が集まる駅は、土地勘の無い不慣れな観光客を狙った犯罪者もまた、集まってきやすい傾向があります。その中で、かつて特に注意と言われていたのは、映画ハリーポッターの舞台に使われたことでも知られるキングスクロス駅の周辺。以前は売春宿などが多く危険とされていましたが、2012年のロンドン五輪以降は再開発が進んで、だいぶ安全になったとされています。
またビッグベン、ウェストミンスター寺院などが集まる一帯も、本来治安の悪いエリアではありませんが、観光客を狙ったスリなどの軽犯罪は多いところです。駅や観光地といった人混みが多いところでは、とにかく持ち物には気をつけましょう。
4.世界最古の地下鉄も問題ないけど、スリやひったくりには気をつけて
ロンドンの地下鉄、通称チューブと言えば、世界で最初に運行を開始した地下鉄として知られています。一部の路線は週末に24時間の深夜運行をしており、眠らない町ロンドンのナイトエコノミーを支えています。滞在中、昼夜を問わず観光客が何度も利用することになるであろう地下鉄ですが、特に夜間だから乗るのを避けたほうがよいということはありません。ただ駅構内の場所によって照明が薄暗かったり、人が少ないようなときは注意。貴重品の管理は常に心掛けるようにしてください。