パリ滞在の拠点オペラ地区、観光にも買い物にも便利な理由とは?
パリ旅行の際、多くの人が観光の拠点とするのがオペラ地区。ルーブル美術館をはじめとする主要な観光名所に近いことや、中級ホテルから高級ホテルまで、多くの宿泊施設が集まっていることがその理由です。2大百貨店や旅行会社のオフィスも集まり、何をするにも便利なオペラ座界隈。治安も良好なため、初心者や子供連れでも安心して滞在することができます。エリアの魅力をご案内します。
目次
1.多くのホテルが集まり便利なオペラ地区
2.舞台芸術の伝統オペラ・ガルニエ、空港バスも発着
3.2大百貨店ギャラリー・ラファイエット&プランタン
4.マドレーヌ寺院の周りにはブランドショップが集まる
5.日系旅行会社のオフィスや和食料理店も多い
1.多くのホテルが集まり便利なオペラ地区
旅行会社のツアーを利用するにせよ、自分でホテルを探す場合にせよ、特に手頃な3~4つ星クラスの場合、ホテル名にオペラ(opera)が付いているなど、オペラ地区のホテルであるケースが多いと思います。交通至便で便利な立地のわりに、価格帯が手頃なオペラ地区。わりと小規模なホテルが多いのが特徴で、設備面やサービスなどバラつきがある場合もあります。
また、同じオペラ地区に分類されていても、その距離はわりと広範囲。地下鉄路線の多いエリアなので、特に不便になることはないと思いますが、値段はルーブルに近いほうが高く、北駅に近くなるにつれて安くなります。北駅界隈については別記事で解説していますので、そちらご参照ください。
2.舞台芸術の伝統オペラ・ガルニエ、空港バスも発着
オペラ地区の中心といえば、やはりオペラ・ガルニエ。ナポレオン3世が建設を命じ、1875年に完成しました。ネオゴシック様式の傑作といわれ、ルーブル方面からオペラ大通りを歩いていくと、正面にまるで宮殿のようにそびえ立つ姿が見えてきます。うまく日程が合えば本場のオペラを鑑賞するのもいいですし、観劇しなくても内部を見学することもできます。
シャルルドゴール空港とパリ中心部を結ぶロワシーバスは、オペラ座の発着。オペラ・ガルニエの西側に乗り場があり、予約無しでも利用することができます。
3.2大百貨店ギャラリー・ラファイエット&プランタン
オペラ座の北側、オスマン大通りに面しては、パリを代表する2つの百貨店が並んでいます。1つは1893年創業のギャラリー・ラファイエット。売り場面積は7万平方メートル、規模、入店客数ともにヨーロッパ最大だそうです。単なるデパートと思うなかれ、本館のドームは吹き抜けになっていて、そのステンドグラスの美しさと周囲のフロアの雰囲気に圧倒されます。
本館3階にはガラス床の空中通路が設置され、誰でも無料で行くことができます。もちろん人数制限と時間制限はありますが、高所恐怖症でなければおすすめです。お土産は6階にコーナーがあります。常駐では無いと思いますが、私が行ったときは日本人の店員の方もいましたよ。
そしてもう1つ、お隣プランタンは創業1865年。2018年にリニューアルが完了し、こちらもデパートとは思えない、まるでお城のような明るくオシャレな雰囲気です。お買い物はもちろん、屋上テラスのレストランや老舗のブラッスリーなど食事も楽しめます。
4.マドレーヌ寺院の周りにはブランドショップが集まる
オペラ・ガルニエからコンコルド広場方面に歩くと、あたかもギリシャ神殿のような外観をしたマドレーヌ寺院が現れます。イエスゆかりの女性(一説には妻だったという話も)として知られるマグダラのマリアを祀った教会です。マドレーヌ寺院の周囲は、パリの人気ブランドやセレクトショップ、お土産選びに最適なショコラトリー(チョコレート店)が集まっています。
さらに1ブロック南、東西に走るサントノレ通りは、ブランド&ファッションストリート。シャネル、カルティエ、エルメスなど高級ブランドがずらり。買い物好きな人は、最終日に時間を残しておくのがおすすめです。
5.日系旅行会社のオフィスや和食料理店も多い
モンサンミッシェルやベルサイユ宮殿へ、日本語ツアーを利用して訪れる予定の人も多いはず。そんな現地発ツアーを催行する日系旅行会社のオフィスもオペラ地区、ルーブルやパレ・ロワイヤルに近いエリアに集まっています。ツアーの集合場所も、この界隈になることが多いので、あらかじめ地図で確認しておくのがよいですね。短期の旅行であれば、それほど訪れようと思わないかもしれませんが、寿司屋や鉄板焼きの店、さらにはラーメン屋など、日本食のレストランも多いです。ついでにユニクロ・パリ支店もオペラ・ガルニエの隣、ギャラリー・ラファイエットの向かいにあります。日本との違いを見て見るのも楽しいかも?