バリ島満喫おすすめルート 寺院~遺跡~棚田~ウブドを1日で巡る
インドネシアのバリ島は見どころが盛りだくさんですが、公共交通が未発達のため、個人で回るのはかなり大変です。そこでおすすめは車のチャーターですが、どんなルートで訪れるのがよいのでしょうか?本記事では私が実際に体験したコースをご紹介。寺院に、遺跡に、棚田に、街歩き。異なる魅力を全部まとめて体験したいという方は参考にしてみてください。
目次
1.出発は静かな雰囲気が魅力のジンバラン
2.11層の塔が建ち並ぶ、壮麗なタマンアユン寺院
3.歴史を感じさせる、見応えたっぷりグヌンカウイ遺跡
4.テガラランの棚田、おしゃれなビュースポットでランチ
5.芸術の町ウブド散策、モンキーフォレストも楽しい
6.夜は民族舞踊のディナーショー。子連れでもOK
1.出発は静かな雰囲気が魅力のジンバラン
バリ島は思いのほか広く、ホテルが集まるリゾートも、各エリアに点在しています。今回私たちが滞在したのはジンバラン。最も賑やかなクタ・レギャン地区から、空港を挟んで、南側のエリアです。比較的静かな雰囲気で、ヴィラタイプのホテルが点在しています。
出発は午前8時。クタ・レギャンやデンパサールの市街地を抜けて、まずは北に向かいます。
2.11層の塔が建ち並ぶ、壮麗なタマンアユン寺院
バリ島には多くのヒンドゥ寺院があり、その中で2番目に大きいのがタマンアユン寺院です。ジンバランから1時間15分くらいで着きました。園内はきれいに整備され、メルと呼ばれる多層の塔が10基建ち並んでいる姿は壮観です。日本の五重塔にも少し雰囲気が似ています。敷地内にはほかに闘鶏場や、獅子舞に似た聖獣バロンの像などがあります。それほど広いわけではないので、40分~1時間くらいあれば充分に見て回ることができます。
ちなみに、タマンアユン寺院が2番と聞いて、せっかく行くなら1番がいい! と思う人もいるかもしれません。バリ島最大はブサキ寺院ですが、ここはアグン山の中腹にあり、倍くらい遠い距離にあります。そのぶん早朝出発になったり、他の訪問箇所を減らす必要が出てくるかと思います。
3.歴史を感じさせる、見応えたっぷりグヌンカウイ遺跡
続いて訪れたのはグヌンカウイ遺跡。タマンアユン寺院からウブドを迂回しつつ、車で1時間の距離です。グヌンカウイ遺跡は11世紀、ワルマデワ王朝時代の陵墓が残る世界遺産。かなり見応えがあり、景観的にも迫力がありますので、歴史が好きな人にはおすすめです。周囲には川が流れ、棚田が広がり、のどかな田舎の風景が楽しめる雰囲気のよいところです。
ただ入口からおよそ300段の石段を下っていく必要があります。帰りは当然その石段を上ることになりますので、あまり歩きたくない人は注意してください。
4.テガラランの棚田、おしゃれなビュースポットでランチ
タマンアユン寺院とグヌンカウイ遺跡を見終わると、昼過ぎて13時くらいになります。車で30分ほど走ると、テガラランの棚田に到着します。棚田の眺めがよいところに数軒のカフェやレストランが並んでいます。カップルにも、子供連れにもおすすめ。目の前に広がる棚田の景色を眺めながら、素敵なランチタイムになること請け合いです。
そして食事が終わったら、ぜひブランコに挑戦。大人も思わず童心に帰って、棚田に向かって飛び出していくようなスリルを楽しめます。
5.芸術の町ウブド散策、モンキーフォレストも楽しい
テガラランの棚田からウブドまでは30分ほど。午後はのんびり芸術の町ウブドの散策がよいですね。自由行動になる場合、車のドライバーやガイドとは、待ち合わせ場所をちゃんと確認しておきましょう。ウブドの街は、サレン・アグン宮殿を中心に広がっています。レストランや土産店が多く、外国人旅行者の姿が目立ちます。
一方でちょうど私たちが訪れたのは、210日周期のウク暦にそって行われるガルンガン、クニンガンのお祭りの時期。通りには飾り付けがなされ、地元の子供たちが行進する祭礼の様子などを見ることができました。
街の南にあるモンキーフォレストも楽しいところです。欧州や北米には野生の猿がいないそうで、とりわけ欧米人観光客でにぎわっていました。帽子やサングラスなど、油断していると猿に取られてしまうこともあるようですので、くれぐれも気を付けてください。
6.夜は民族舞踊のディナーショー。子連れでもOK
ウブドといえば、夜は伝統的なダンスが見られることでも人気です。王宮をはじめ各所で、バリ舞踊の公演を楽しむことができます。女性が華やかに踊るレゴンダンス、聖獣バロンが魔女と戦うバロンダンス、男たちの声のリズムが癖になるケチャダンスなど、演目で選んでみるのもよいですね。ただ夜が更けるごとに盛り上がってくるのがバリのダンス。ホテルに戻ることを考えると、帰りの時間も気にしておく必要があります。車をチャーターする場合には、あらかじめ相談しておきましょう。
子連れの場合など状況に応じて、あまり帰りが遅くならないほうがよい場合もあるでしょう。そんなときはクタ近郊のクマンギなど観光客向けのレストランで、食事をしながらバリ舞踊が観られるところもありますので、興味の度合いによって利用してみてください。