ニューヨークの国連本部を見学しよう
世界の国々が集まった国際機関である国連の本部が、ニューヨークにあるのをご存知ですか? 国際会議などイベントが行われている時期でなければ、内部を見学することができます。各国の大統領や首相が演説するなど、ときに国際政治の大きな舞台ともなる国際連合の本部、注目の見学ツアーに参加してみては?
目次
1.国連本部はマンハッタンのミッドタウン・イースト
2.入場するためにはパスポートチェックが必要
3.国連総会や安全保障理事会の舞台を巡る
4.日本語ツアーや子供向けのキッズツアーもある
5.国連ならではのお土産や、記念スタンプも欲しい
1.国連本部はマンハッタンのミッドタウン・イースト
国連の本部があるのはニューヨークの中心マンハッタンの東側、ミッドタウン・イーストと呼ばれるエリアです。タイムズスクエアやグランドセントラル駅から、そのまま東に進むと到着。イースト川に面し、42丁目から48丁目までの6ブロックにまたがった敷地となっています。戦後まもなく発足した国際連合、当初イギリスやフランスはアメリカに本部を置くことに反対していたり、米国内でもフィラデルフィアやサンフランシスコなどの候補地があったそうですが、最終的に1946年の年末には、現在の場所に置かれることが決まったそうです。
2.入場するためにはパスポートチェックが必要
国連本部に入場するためには、パスポートチェックを受ける必要があります。いわば国連への「入国手続き」に該当するわけですが、この手続きを行う場所は、国連本部の敷地から1番街を挟んで向かい側です。チェックインオフィスの建物があります。さらに当然と言えば当然ですが、敷地の手前でセキュリティチェックがあります。無事に通過すると、広場があり、右手の建物が本部ビルのビジターセンターです。
3.国連総会や安全保障理事会の舞台を巡る
国連本部を訪れるのであれば、ぜひ見学ツアーに参加するのがおすすめです。月曜から金曜まで、土日祝日を除いて催行されています。ツアーの所要時間は1時間ほど、あらかじめ予約した時刻の前に余裕をもって来館しましょう。国連総会のホールや、安全保障理事会の会議場に案内してもらえるほか、人権問題やSDGs(持続可能な開発目標)など国連の取り組みについて学ぶことができます。
4.日本語ツアーや子供向けのキッズツアーもある
ガイドツアーは英語、フランス語、スペイン語のほか、催行は限られますが日本語ツアーも可能です。子供向けのキッズツアーもあります。※コロナの影響で一部のプログラムは休止されている可能性ありキッズツアーでは、子供向けにイラスト入りの冊子が配られ、国連についてのクイズなども交えて解説してくれます。特に子供に関連する分野としてユニセフの活動、発展途上国向けの学習キットの紹介や、平和を考えるコーナーの案内などもありました。
ただ説明は全部英語でしたので、できる範囲で子供に通訳して聞かせたものの、なかなか大変でした。内容的にもあまり小さい子だと難しい過ぎるかもしれません。。
5.国連ならではのお土産や、記念スタンプも欲しい
建物の地下に降りると、ギフトショップやカフェテリアがあります。見学ツアーに参加しなくても、ここには来ることができます。まずおすすめは、スタンプコーナー。パスポートに国連の入国スタンプ(?)を押してくれるサービスがあるので記念にどうぞ。自由に休憩することもできますし、国連土産を買ってみるのもいいですね。ニューヨークで国連に行ってきた! というのが話のネタにもなるでしょう。