アメリカドライブその2/右側走行どうする? ハイウェイが3種類?
アメリカ旅行でレンタカーを借りようと思っている人も多いでしょう。ニューヨークやサンフランシスコなど、公共交通が発達した都市部ならともかく、グランドキャニオンやイエローストーンを訪れて大自然を思う存分体験する旅なら、レンタカーは有力な選択肢になります。アメリカドライブのポイント、続いては現地走行編、気になる右側走行、そして3種類のハイウェイについて。
目次
5.左ハンドル、右側通行、意外と早く慣れるかも?
6.長距離路線のインターステイトハイウェイ
7.国道&州道、そして都市部の道は一方通行に注意
5.左ハンドル、右側通行、意外と早く慣れるかも?
最初に押さえておくべきは交通ルールの違いでしょう。まずはみなさんご存じのとおり、アメリカでは車は左ハンドル、日本とは逆の右側走行です。難しく感じられるかもしれませんが、これは意外と早く慣れます。不安な人はレンタカーを借りたとき、その敷地内を徐行運転で回ってから、一般道に出てみるといいかもしれません。混んでいる道は、むしろほかの車の動きに合わせればいいので心配ないですが、郊外に出てガラガラの道になったとき、くれぐれも中央線に寄り過ぎたり、逆走してしまわないようにだけ気を付けてください。
ちなみにアクセルが右側、ブレーキが左側というペダルの位置は同じですが、ウィンカーが左側、ワイパー操作が右側というのは、日本のハンドル仕様と逆になります。これだけはついウッカリ、ウィンカーを出すべきタイミングでワイパーを動かしてしまうということが度々ありました。
6.長距離路線のインターステイトハイウェイ
アメリカの高速道路ハイウェイには3種類ある、と言ったら驚くでしょうか? より上位の道路から順に、インターステイトハイウェイ、USハイウェイ、ステートハイウェイと呼ばれます。インターステート・ハイウェイは日本語に訳せば州間高速道路、州をまたいで走り、場合によっては北米大陸を縦断もしくは横断する長距離路線です。ルート番号の前にインターステイトの頭文字「I」を付けて、I-15、I-40のように表記され、偶数番号が東西方向、奇数番号が南北方向という決まりがあります。
道路幅が広く、信号や交差点は無く、一般道とはインターチェンジを介して行き来します。至って走りやすい道ですが、大都市周辺部は車線数が多く、合流や分岐も多く、ぼんやりしていると車線変更できずに違う方向に進んでしまうことも…。間違ってしまったときは慌てず、次のインターチェンジやジャンクションでルート修正するようにしてください。
なお日本の高速道路と違って料金所はありません。アメリカでは一部の有料道路を除いて、高速道路代金がかからないのが嬉しいところです。
7.国道&州道、そして都市部の道は一方通行に注意
次にUSハイウェイは、日本で言うなら一般国道的な位置づけ。インターステイトハイウェイを補完するような形で、ときに州境を越えて主要都市同士を結んでいます。US-89のように表記され、ハイウェイと名付けられていますが、信号もあれば交差点もあり、町中に入れば沿道にはお店もあり歩行者も歩いています。そしてステートハイウェイは州道です。アリゾナ州であればAZ-64、ユタ州であればUT-59のように、アルファベット2文字の州名+数字で表されます。USハイウェイ同様に、日本の感覚で言えば一般道、よりローカル感のある沿道風景を楽しめるかもしれません。USハイウェイ、ステートハイウェイともに路線番号が明示されているので分かりやすいでしょう。
都市部に入ると、○○アベニューだったり、××ストリートのような、いわゆる普通の道が多くなります。アメリカでは住宅街のどんな小道であっても、必ず名称が付けられています。大きな町になると一方通行も多いので、気を付けてください。
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