学生時代の旅・カナダ/後編(1994年夏)
恥ずかしながら、早く日本に帰りたいなと、そんなふうにも思ったものだ。
カナダのキャンプ場は、テントサイトあたりで料金が決まっているため、人数が少ないとそれだけ割高になる。
そこで一人旅の若者たちは、テントサイトを共有して半額ずつ出し合うという方法を考える。
「俺は会話を楽しみたいんだ。英語が話せないやつは嫌だね」と断られたこともあった。
それ以上に、多くの嬉しい出会いがあった。
いいことばかりじゃない。辛いこともある。だから旅は楽しいし、旅に教えられることも多いのだ。
カナディアンロッキーを後にして、太平洋に出る。
大都市バンクーバーで骨休みをしたあと、バンクーバー島を訪れた。
先住民の文化にも触れ、山の景色だけではないカナダの魅力を知った。
カナダ (Canada) |
カナディアンロッキー北部へ 道はさらに続く
美しい景色、そして…… 動物たちとの遭遇、熊も!
ロッキー北の玄関口ジャスパーから 西海岸の大都市バンクーバーへ
後半の一週間は 太平洋に浮かぶバンクーバー島を走る
ブリティッシュコロンビア州の 州都ビクトリアに至る
一人ぼっちの初海外の旅 ここに無事終わる
カナダ(1994年夏)
その1 カルガリー/バンフ
初めての単独海外。
英語圏が無難だろうという考えでカナダを選ぶ。
マレー半島(1995年春)
その1 シンガポール/クアラルンプール
初めての陸路国境。
太陽が真上、炎天下のマレー半島に挑んだ。
台湾(1994年春)
大学二年の春。
初めての海外走行はサイクリング部の先輩・同期と5人で。
旅することの楽しさを知った。