自分が生まれたこの惑星を、自分の足で廻ってみたい。
学生時代サイクリング部に所属していた。国内も海外も、自転車に乗って
旅行をした。私にとって、旅の原点とも言えるのが、自転車だ。
環境に優しい乗り物であるとか、自分の力で地球の大きさを測りたいとか、
そんなキレイなイメージが自転車にはある。一方で、厳しい自然の中を
延々と走り続けるという、そんな登山や探検にも似た泥臭い冒険的要素も
多分にある。
旅の手段に自転車を選ぶ理由は、そのどちらでもあり、どちらでもない。
当ホームページの副題に掲げた「銀輪」とは、即ち自転車のことである。
一日100?は継続して走れる距離である。しかし休息日や公共交通での
移動日を考えると、実際はまったく走らない日も多いだろう。
40000kmとは、いうまでもなく地球の円周である。抽象的な目標、
しかし大いなる目標として、挙げた。
一日3000円の計画でいくと、一年間で109万5000円、二年間で219万円の
計算となる。
旅の予算は、約230万円。クレジットカード用の口座に120万、それとは
別の海外引き出し専用の口座に100万、残りは米ドルの現金で。
旅行予定期間は1年以上、あとは気力、体力、経済力、そのいずれかが
尽きるまでと言っている。最大で2年とする理由は、その時点で29歳と
なっているから。
日本は野宿天国だとかねがね思っている。第一に治安がいい。
第二に水がどこでも飲める。第三、隠れた理由としてホテル代が高く、
野宿することによって得られる金銭的な差益が大きい。
海外では、一部の国を除き、この条件はまったく当てはまらない。
だから、おおむねは安宿を利用することになるだろう。寝るという
こと以外に、情報収集の場としても宿は貴重だ。
食へのこだわりは、それほどない。まあ、長期の旅行であるから、
必然的に色んな種類の料理に巡りあうだろう。
旅を通じての最大の目的は、生きて還ること。これは何を差し置いても
優先する。
簡単な挨拶と数字さえ話せれば、世界中どこの国へ行っても生きていける。
少なくとも「ありがとう」と「こんにちは」は覚えるよう
にしようとは心がけている。
最近は海外でも急速にインターネットが普及し、世界中の都市で
インターネットカフェが見つかるらしい。ホームページは、海外での更新と、
日本での更新と、二本立てで考えている。
明日を心配していては、今日は生きられない。
明日に夢がなければ、やはり今日は生きられない。