ふねしゅーの日本探訪/其の参拾壱 子連れお出かけ 京都/鞍馬~貴船
長男と男旅ハイキング。鞍馬から貴船神社へ
2012年1月3日 長男と男旅ハイキング in 鞍馬~貴船
大晦日の日に長女と2人きりの初デートに出かけたので、今日は長男と2人で男旅。京都の北の果て(?)、牛若丸と天狗伝説で有名な鞍馬に行きました。
出町柳で京阪から2両編成の叡山電鉄に乗り換え、終点の鞍馬駅へ。こんな寒い季節に、あんな寒いところに行く人はおらん、という妻の言葉とは裏腹に、叡山電鉄の展望列車は満員、初詣の観光客でたいそう込み合っておりました。
まずは長男が一番楽しみにしていたケーブルカー。お寺が運営しているケーブルカーで、運賃ならぬ寄付金の名目で乗車賃は100円、お香の匂いが立ち込めるお堂が待合室になっていて独特の雰囲気があり、期待感は高まるも、乗車時間は2分足らず、あっという間に山頂駅に着きました。
「短かったねぇ」
と、長男も拍子抜けした様子。。
【鞍馬ケーブルカー】
彼の機嫌を持ち直させたのは、雪。おそらく昨日に降ったと思われる雪が境内のあちこちに残り、正月らしい景観に花を添えていました。
鞍馬寺の金堂を背にして、奥の院への山歩き。そのまま山向こうの貴船神社に抜けるルートです。
【鞍馬寺金堂】
冬場の道がどのくらいか不安もあったのだけど、少しぬかるんでいる程度で問題はなく、ほかにも子連れの家族連れなど、多くの人が歩いていました。
道中、牛若丸が喉を潤したとされる湧き水や、背比べをしたといわれる石など、義経伝説の名所があちこちに。木の根が幾重にもむき出しになっている木の根道を過ぎて、奥の院へ到達。
この奥の院、魔王堂というなんともオドロオドロシイ名前が付けられています。
【木の根道】
歩いていると、すれ違う人たちから、「かわいい」とか「えらいねえ」とか、ちやほやされていた4歳の長男。
ところが、この魔王堂で3歳くらいの女の子(ときどき抱っこ)と、0歳の赤ちゃん(もちろん抱っこ)を連れた2家族のグループと遭遇、注目を全て持っていかれ、そこから先の道のりでは、一度も声をかけられることはありませんでした。
ともあれ、鞍馬寺から貴船神社まで、途中3回のおやつ休憩で踏破。買い込んでいたお菓子がむしろあまったくらいで、「疲れた」と口にすることは一度もなく、本人にしてみたら、ちやほやされることが心外だったのかも(?)。
遅めの昼食を食べ、貴船神社に参拝後、叡山電鉄の貴船口駅までは2キロの道のり。途中でなぜかダッシュ。
最後まで余裕を見せていた4歳児に対して、明日で38歳の誕生日を迎える父さんは、あと数年で体力的に追い抜かれる危機感をひしひしと感じたのでした。
【まもなく貴船】