ふねしゅーの日本探訪/其の廿肆 子連れ旅行 伊勢神宮・外宮
2011年の初詣は日本人にとっての最高聖地、伊勢神宮へ
2011年1月1日 伊勢神宮、外宮へ
2011年(平成23年)の幕開けは伊勢神宮。妻の実家の京都から近鉄特急で伊勢路へ。大晦日に降った雪の影響で、車窓からは素晴らしい銀世界が望めた。ほどなく伊勢市駅に到着。
【近鉄特急】
【奈良県の雪景色】
ひなびた地方都市という印象の駅前通り。参拝客はちらほらといるが、それほどごった返している感じではない。
お昼を過ぎた時間帯、名物の伊勢うどんを食べる。濃厚なたまり醤油に太い麺。すぐに参拝客に提供できるようにと、うどん屋で売られ始めたのが、やがて名物になったとか。
ささっと食べられて、旨い。徒歩10分ほどで外宮へ。
【伊勢市駅前】
【名物、伊勢うどん】
伊勢神宮は内宮と外宮に分かれていて、外宮から先に参拝するのが慣わし。外宮の正式名称は豊受大神宮という。
祀られている豊受大神は、天照大御神の食事を司る御饌都神として、丹波の国から使わされたそう。毎日の食事が、神様にとっても、そして人々にとっても、それだけ大事なものであると考えられていた証なのだろう。今でも毎日2回、朝と夕方に、神様に神饌をお供えする祭事が続けられている。
火除橋を渡ると、手水舎がある。2人の子供たちも、ここで手を清める。一の鳥居、二の鳥居をくぐり、神楽殿を過ぎると、ほどなく御正宮が見えてくる。
【外宮の入口、火除橋】
【外宮、神楽殿】
20年に一度、全て建て替えられる式年遷宮が行われるのが伊勢神宮の特徴。次の遷宮は再来年が予定されているが、手前、向かって右側に現在の正宮が鎮座し、奥に今度新しいお宮が建つ新御敷地が用意されていた。新御敷地はがらんとして、まだ何もない。
御正宮の向かい、川を渡った向こうに土宮、風宮、さらに石段を登っていった先に多賀宮と、別宮がある。「つまらない、帰りたい」と愚痴を言い始めた長男をなだめ、一つ一つ参拝する。
【外宮、御正宮】
【外宮、三つ石】
再び御正宮の前に戻ると、人だかりができている場所がある。注連縄が張られた一角で、三つ石が置かれている。パワースポットらしく、手をかざしたり、写真を撮ったり、触ろうとしている人がいる。
「そういうことをしないで下さい!」
係の人が一喝。先日もテレビが来て、パワースポットともてはやされたが、本来三つ石はお祓いをするところ。悪いものを封じ込めているようなところであり、手をかざすのはむしろ逆の意味、触るなどというのはもってのほかだと。
外宮を後にし、駅へ戻る途中でちょっと寄り道。別宮の月夜見宮にも参拝した。
【月夜見宮】