ふねしゅーの日本探訪/其の玖 京都の正月
1200年の歴史を育む平安の京、正月の風景を訪ねて
宇治上神社 日本最古の神社建築
八坂神社 門前には祇園の花街
京都随一の繁華街四条からほど近く お茶屋遊びで有名な祇園の丁字路に位置するのが 神仏分離以前は祇園社と呼ばれていた八坂神社ただでさえ人混みの多いところだが 正月元旦とあって凄まじく混雑していた
そもそもは牛頭大王を主祭神とし 祇園の名はインドの祇園精舎に由来するという
境内を抜けていくと円山公園に至るが そこにも数多くの露店が立ち並び 国際色溢れる正月風景にも巡りあった
知恩院 大鐘楼に巨大な三門
昨年大晦日のNHK「ゆく年くる年」でも 放映されていた日本三大鐘楼の一つ 重さ80トンの鐘は 17人の僧侶によってつかれるという開祖は法然で、浄土宗の総本山 4年後に没後800年の大遠忌を予定 この日は新年の祈祷が行われていた
七不思議の一つ忘れ傘を見上げ 男坂と呼ばれる急階段を下っていくと そういえば修学旅行で来ているような気がした
八坂神社の門前を通って南へ
高台寺 豊臣秀吉の妻ねねの寺
清水寺 京都観光の主役
高台寺から清水寺に至る道筋は景色もよく 京都市街をよく眺めることができた 手前には美麗な八坂塔 遠くには醜悪な京都タワーがその歴史は8世紀にまで遡る 千手観音を祀った清水寺は 手前の二年坂、三年坂から大混雑
スイスの財団が選定を進めている 新・世界七不思議に日本代表として選ばれ 投票を呼び掛ける幟があちこちに翻っていた
何度か訪れているので「舞台」は行かず 茶碗坂を下って帰路へ
御香宮神社 徳川家康が建てた安産の神様
京都の安産祈願といえば御香宮らしい 祀られているのは神功皇后 現代の日本史教科書では無視されているが その昔のちの応神天皇を身籠ったまま 朝鮮半島に攻めていったという御方本殿の建造は徳川家康で どことなく雰囲気が日光東照宮に似ている
境内にはなぜかソテツの木 植物学的にも貴重な資料であるとか
最後は商売繁昌の伏見稲荷へ