ふねしゅーの日本探訪/其の肆 浅草三社祭
江戸三大祭の一つ、浅草三社祭。
5月21日 江戸三大祭の一つ 三社祭を観覧
飛鳥時代に江戸浦で観音像が引き上げられ、 それが祀られたのが始まりといわれる浅草寺。 時代が下り江戸時代、 百万都市江戸を代表する繁華街だった浅草。 その浅草が一年で最も盛り上がる季節、 江戸三大祭の一つ三社祭を見にいった。 雷門の一帯は歩行者天国となり、 アーケード街も人、人、人、 三日間のお祭りの最終日は、 一の宮、二の宮、三の宮と呼ばれる 三つの神輿がそれぞれの町衆に担がれて、 浅草界隈をくまなく周回する。
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子供神輿と ドネルケバブ屋台
町内会ごとに神輿を持っているのか、 あちこちで神輿が通っていくのを見かけた。 またあるところでは、小さな子供神輿が進み、 また別のところでは山車が引かれていた。 つまらない新興住宅地に育った身としては、 連綿と続く地域の行事が羨ましい。 きっと子供たちにとっても、 単なる思い出以上の誇りになるだろう。 初詣並みの大混雑である仲見世を抜けて、 屋台がずらりと立ち並ぶ浅草寺本堂の周辺。 ドネルケバブの屋台もあったが、 トルコの兄ちゃん、ショバ代払っているのか?
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日本の伝統 明日の世界に活きる
観光案内所でもらった順路図を頼りに、 目玉の三社神輿を探す。 試しに英語の順路図はあるのかと聞くと、 ないとのお答え。外国人もわりといるのに。 せっかく日本文化を見に来てくれているのだ。 もう少し親切な案内があってもよいだろうと思う。 町会から町会へ、神輿が引き継がれる御渡。 周囲の町並みは平凡で、 四角いビルが立ち並んでいるけれど、 祭の場だけには伝統が活きている。 神輿をかざり奉り、船遊の祭礼をいとなみ、 天下の安寧を祈る。
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