南米大陸横断その4 ペルー/天空都市マチュピチュ(2005年春)
そしてキング・オブ・世界遺産のマチュピチュへ。
ペルー共和国 (Republic of Peru) |
古代インカ道を辿る 高原列車の旅
クスコからマチュピチュへ。険しいアンデスを行く鉄道の旅。天井はガラス張りの展望窓、食事付きの豪華列車(値段も高い!)。
途中停車したいくつかの駅では、土産の売り子が集まってくる。驚いたのは、フィルムと一緒にデジカメ用のメモリーカードが揃っていたこと。
朝七時にクスコを発った列車は、十一時アグアスカリエンテス到着。いろは坂もびっくりの急坂を登りつめ、岩峰の上に鎮座する失われた都市へ。
【マチュピチュ行の鉄道】
【クスコ市街を見下ろす】
【マチュピチュ行の鉄道】
孤高の世界遺産 マチュピチュ
世界中に数ある世界遺産の中でも、最強の呼び声高いマチュピチュ。当時一万人が生活していたという大遺跡。
ケチュア語で「老いた峰」を意味するが、遺跡を見下ろす位置に「若い峰」ことワイナピチュへの軽登山。
三千メートルを超える青い山並みと、遥か下方を蛇行するビルバンバ川の濁流と、なぜこんな地形に町を築いたのか、また築くことができたのか、感嘆の念を抱いて見つめる大展望。いやあ、はるばる来た甲斐があった。
【ワイナピチュからの景色】
【ワイナピチュ】
【ワイナピチュからの景色】
今も生きる 驚愕の水利技術
斜面を埋め尽くす段々畑。庶民の居住区、技術者たちの作業場、そして神に祈りを捧げた太陽の神殿。
路地や階段が迷路のように入り組んでいる。歴史に思いを馳せながら歩くだけでも楽しい。
そんなマチュピチュ遺跡の街角で、一つだけ「過去」ではないところがある。二十一世紀の「現代」になっても、水が流れ続けている。
段々畑に水路が引かれ、神殿や居住区に沿って水汲み場が設けられ、斜面に刻まれた水路を水は流れ落ち、また下の水汲み場に、新たな水を供給し続けている。
安定した水の供給があったからこそ、一万の人々がこの空中都市で生きた。インカすごいぜ。
【マチュピチュ】
【マチュピチュ】
【マチュピチュ】
【マチュピチュ】
【アグアスカリエンテス温泉】