アセアン・ツアーコンテストその3 カンボジア&タイ/巨大市場&伝統舞踊ディナーショー(09年春)
ところでこの日の朝、ホテルの部屋でテレビのチャンネルをいじっていると、
野球の放送が目に飛び込んできた。
マウンドで投げているピッチャーは田中将大、相手はアメリカ、WBCの準決勝が放送されていたのである。
7回表、6対2で日本が勝っている。田中は三塁打を打たれたものの、後続を断った。
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3月23日 シェムリアップ郊外、最大市場プサー・ルー
シェムリアップ滞在最終日。午後にはバンコクへ向かう予定で、午前中が自由行動となっている。ツアーにあっては貴重な自由行動、と言いたいところだが、昨日も午後に空いた時間があってオールドマーケットに出向いたりしていたので、どこに行こうか、ふと迷う。遺跡は1日券だったため入れないし、ほかに目ぼしい見どころもない。
【プサー・ルー市場】
トゥクトゥクに乗って、シェムリアップ市街から東、国道沿いにある最大の市場プサー・ルーを訪れた。
オールドマーケットと異なり、観光客はいないから、土産物屋もなければ、客引きに呼び止められることもない。裏手のほうまで歩いていけば、よりいっそう混沌としていて、旅をしていた頃の懐かしさを覚えた。
【子供用自転車も売っていた】
【市場向かいの茶店にて】
タイ王国 (Kingdom of Thailand) |
人口 | 6197万人 | 面積 | 51.4万km2 |
首都 | バンコク | 宗教 | 仏教(上座部) |
言語 | タイ語 | 通貨 | バーツ |
旅行期間 | 2009年3月23日~2009年3月25日(3日間) | ||
訪問経路 | (カンボジア)~バンコク~(日本) |
バンコクの夜、最高級ホテルのディナーショーを観る
この日は移動日。ツアーとしての決まった予定は夕食のみ。これが、バンコクでも最高級といわれるオリエンタルホテルのレストラン、サラリムナムのディナーショーであった。
【シェムリアップからバンコクへ】
これまでシェムリアップで訪れた昼食および夕食のレストランは、規模や雰囲気は異なれど、いずれも外国人向け、観光客向けのレストランで、私にとっては面白味がなかった。ツアーで行くわけはないので仕方がないのだが、やっぱり地元の人が行くような食堂、市場の屋台などのほうが楽しいと思うからだ。特にカンボジアのように、地元の人と、外国人の経済格差が著しい途上国は、その差が歴然と分かれていたりする。
しかし、ここで訪れたサラリムナムは良かった。その理由は圧倒的に高級であったということだ。料理も、前菜から順番に、タイ料理のフルコースとして饗された。店内はもちろん、トイレまでも恐ろしくきれいで、アセアンセンターの職員の人をして「寝られるくらい」と言わしめるほどであった。
【夜のチャオプラヤ川】
ちょっとやそっとお高い程度のレストランであれば、日本でも行く機会はあるし、さしたるありがたみを感じない。しかし、バンコク最高級は、日本にあっても最高級のレベルであり、自分の財布ではおいそれと経験しようとは思わなかっただろう。
ちなみに、ここでも古典舞踊のディナーショー付きであったが、内容はシェムリアップで見たものに非常に似ていた。タイとカンボジアが文化的に近いということもあるが、カンボジアの内戦時代、カンボジア国内の踊りや音楽の文化がほとんど途絶えてしまい、その後の復興期に、タイから講師を招くなどして影響を受けたことが大きいらしい。
【サラリムナムのディナーショー】