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オーストラリア子連れ旅行/おまけ 豪州飯&オーストラリア旅行雑感

長男(高2)&長女(中3)&次女(小6)
コアラに会いに南の大陸へ! 途中合流の長男は無事に着けるか?

8月15日
カンガルー肉とオージーワイン、スーパーで買えないのはどっち?


涼しかった南半球のオーストラリアから灼熱の日本へ、無事帰国。
コロナ後2度目の旅となりましたが、食事や物価の話、そのほか様々な雑感を書き連ねていきたいと思います。

オーストラリアのお土産
【オーストラリアのお土産】

1)意外と種類豊富な豪州飯!

さほど食に期待していたわけではないですが、オージービーフをはじめ、シーフード、バーガー、アジアンまで、ひととおりのメニューを楽しむことができました。

カンガルー肉にも挑戦! レストランのメニューにあるほか、スーパーにも普通に食材の1つとして売られていました。クジラがダメでカンガルーがよい理由は分かりませんが、思ったほど臭みはなく食べやすかったです。

先住民アボリジニの人たちが伝統的に食してきたものはブッシュタッカー(またはブッシュフード)と呼ばれ、カンガルー肉のほかに鳥のエミュー、クロコダイル、あるいは昆虫類、さらにマカダミアナッツなどの木の実や植物も含まれるそうです。

オージーハンバーガー
【オージーハンバーガー】

2)とにかく悩ましいのは物価高

ジュースが5ドル、バーガーが10ドル、ステーキは30ドル~(1豪ドル≒100円弱)。円安の影響をはるかに越えて物価の差を感じました。

かろうじて安く感じられたのは市内交通。メルボルン中心部のトラムに無料区間があったことと、シドニーのオパールカードには1日あたりの上限金額があり、週末は8.40ドルでブルーマウンテンズの往復ができたことくらいです。

つい5~6年前にアメリカやイギリスを訪れたときは、そこまで決定的な差を感じることはなかったのですが。日本を訪れる外国人旅行者が、逆に物価の安さに驚くと言いますし、コロナを経て日本の国力がそれだけ低下してしまった1つの証なのでしょうか…。

3)各所ではためくアボリジニの旗

オーストラリアの先住民アボリジニ。ウルルではカルチャーセンターの展示や洞窟での壁画にて文化の一端に触れることができましたが、メルボルンやシドニーといった大都会では旗を見かける機会が多くありました。

地球を表す赤と、アボリジニを表す黒、そして太陽を表す黄色。ハーバーブリッジにもオーストラリアの国旗と並んでアボリジニの旗がはためていました。

シドニー/ハーバーブリッジの旗
【シドニー/ハーバーブリッジの旗】

4)アルコールに厳しいお国柄

意外というか、今回訪れるまで知らなかったのは、オーストラリアが飲酒に厳しい国だということ。まず屋外での飲酒が禁止されており、メルボルンでは罰金100ドルの標識が掲示されていました。

さらにスーパーでジュースやビールを買おうと思ったところ、売り場のどこを探してもお酒が無い。特別な許可を持ったリカーショップ以外、スーパーやコンビニではお酒を販売できない決まりになっているのです。

このあたり国によってルールは様々で、日本は花見の文化に象徴されるようにお酒にかなり寛容、アメリカはオーストラリア同様に厳しくて、かなり昔ですが宿の前でビールを飲んでいて警官に怒られたこともあります…。

メルボルン/屋外での飲酒を禁じる標識
【メルボルン/屋外での飲酒を禁じる標識】

5)進む電子化&自動化

着実に進んでいるのが、様々な手続きの電子化やキャッシュレス化。空港でのチェックインや出入国手続きのほか、街なかや観光地でも日本以上に自動化が進展している場面がちらほら。

すでにいくつか事例を書きましたが、もう1つ。豪州版バーガーキングの Hungry Jack's では、注文&支払いも機械化されていました。店の入口にタッチパネルがあり、ここで注文から決済まで行います。出来上がると、店内の電光掲示板に番号が表示されるという仕組み。

日本でもファミレスや居酒屋へ行くと、タッチパネルの端末で注文するのは一般的になっていますが、支払いは別ですからね…。全般的にはまだ現金払いが可能な場所が多かったですが、キャッシュ不可の流れは止まらなそうです…。

シドニー/ハングリージャックスにて
【シドニー/ハングリージャックスにて】

6)意外と建前のコロナ対策が残っている

驚いたのは意外と建前のコロナ対策が残っていたこと。考えてみると一時期は世界でも有数の厳格なロックダウンを敷いていたので、名残があるのでしょうか。

昨年訪れたスイスでは完全にコロナが終わっていたのに対して、ホテルには日本でもよく見かけた消毒やマスクを促す「コロナ対策」の掲示があったり、トラムの電停にも下記写真のような巨大な案内が…。

実際のところマスク着用率は数%以下ですが、チャイナタウンへ行くともう少し多く、白人でも老夫婦でマスク姿というのをたまに見かけました。日本のように子供たちをマスク依存症にさせていないだけ、だいぶマシですね。

シドニーのトラム電停にて
【シドニーのトラム電停にて】

7)日本の最後の希望はソフトパワー

今回オーストラリアを訪れて感じたのは、事前に思っていた以上に日本の様々な食文化や、マンガやゲームなどのソフトパワーが浸透していること。

寿司屋やラーメン屋があるのは当たり前、ブルーマウンテンズ観光の拠点となる郊外の町カトゥーンバにも、日本式の定食屋を見かけて驚きました。ニンテンドー製品が並ぶゲームショップがあり、シドニー中心部にはガチャガチャのコーナーも。

少子高齢化が止まらず、衰退しつつある日本の、最後の希望がここにあるのかもしれません。

シドニー/サーキュラーキーにて
【シドニー/サーキュラーキーにて】

8)近郊電車にまさかの「静粛車両」!?

最後にブルーマウンテンズへ行くときに乗った近郊電車で見かけた Quiet Carriage の話。最初気づかずに乗車して会話をしていたら、別の乗客から軽く指摘されました(こういうふうに他人にさっと注意できるのは海外の良いところですね。日本の場合、その場では黙って陰口だけ言いそう…)。

電車に乗ったら子供連れがうるさかった、年配のグループがうるさかった、酔っ払いがうるさかった、ありがちなトラブル(?)かもしれないですが、その解決策と言えるのでしょうか。面白いアイディアだと思いました。

近郊電車の「静粛車両」
【近郊電車の「静粛車両」】

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