エディルネ → チョルル(129.01km)
朝もやに包まれ、モスクの円形ドームもミナレットもかすんで見えないようなエディルネを出発。平坦を想定していたら、等高線に反映されないであろう丘の連なりが延々と続く。
ギリシャやブルガリアとは比べものにならないほど、車や途中の町村の人々から声をかけられる。とくに子供たちがまるで犬のようにやかましく騒ぎながら追いかけてくるのはおかしかった。My name is ? と疑問調で言ってくる英語は、きっと What's your name ? と訊きたいのだろう。
民族による正確の違いなんてあまり信じない方だったけど(どの民族だって明るい人もいればそうでない人もいる)、やはり特性はあるのだなあと思った。
イスタンブールまで残すところ100kmあまり。地理的には未だ欧州だが、気分はすでにアジアだ。
◎2001年11月9日