第１章　白夜の旅立ち

地球一周40000kmを自転車で走る。壮大な夢を抱いて、僕は世界へ飛び出した。
最初の目的地はアラスカのアンカレジ。一路、南へ。

第２章　呪縛

メキシコからグアテマラへ。
スペイン語圏の旅も順調に進んでいるように思えたが、今回の旅行で最大のトラブルが待ち受けていた。

第３章　再出発

イタリアから始まるやり直しの旅。
旅仲間と出会い、名所旧跡を巡り、再び少しずつ冒険心を取り戻していく。

第４章　神と独裁者

トルコから中東諸国へ。人類の歴史と、宗教聖地。日本とは異なるイスラムの文化。
2002年の正月はバグダッドで迎えた。

第５章　最貧国

一時は行くことを諦めたアフリカ大陸。
スーダンからエチオピアへ。未舗装で過酷な道のりが続く。マラリアの予防薬を飲み続けながら、走る。

第６章　南十字を追って

赤道を越えて、南半球へ。
原因不明の微熱を乗り越えて、ブラックアフリカを一路、最南端を目指す。

第７章　東へ

日本を発ってから丸１年。
イスタンブールで２か月の休息を経て、旅は後半戦。全長1000キロの砂漠地帯を越えて、東へ。

第８章　長すぎる旅の憂鬱

走り続けてインドへ。
疲れが少しずつたまってくる。自転車にも飽いてくる。出会いにも、大きな遺跡にも、感動が薄れている自分がいた。

第９章　初転法輪

年が明けて2003年。ネパールのトレッキングで8000メートル峰を望み、仏教の八大聖地を巡る。
旅は、まだ続くのだ。

第10章　世界の頂きを目指して

三たびイスラム圏へ。
パキスタンから中国を目指す道のり。その前にちょっと寄り道、アフガニスタンへ行こうと企んだ。

第11章　シルクロード

ついに中国へやって来た。
ウイグル族の町カシュガルから、西遊記の世界へ。漢字の看板や中華料理に、異国情緒を感じた。

第12章　４万キロ

韓国から日本へ。地球一周４万キロを目指す道のり。
釜山から九州に渡り、最後は日本を走る！

海外自転車旅行は誰でもできる。「地球の走り方」教えます。